2015年2月23日月曜日

誰がためのジュエリー? Why we wear jewellery?

SUNI All rights reserved         photo: Kazuyuki Takano

子育てをしていると、ジュエリーはときとして子育てにいらないような気がするときもあります。ぶらぶらしているピアスや、キラキラしているネックレスは、子どもの格好の遊び道具になり得るため、危なくてしかたありません。

けれど私はやっぱりピアスをしたいし、時としてネックレスもしたい。指輪はもちろんつけて出たい。ではそれは何のため?他者に対する何かのアプローチ?それとも自己満足のための欲求?
それは服のような、なにもつけていないと、落ち着かない、裸で外に出ているようなそんな気がするからかもしれません。それは私の場合。

大昔から、神事のときのスペシャルな時を演出するジュエリーは、神とつながるものだったり、権威を誇るためのものだったり、体を美しく演出するものだったりしてきました。
思い出を身につけるためだったり、身分を証明するものだったり。

もし人間の肌がダイヤモンドみたいにきらきらしているものだったら、きっとジュエリーは今の肌だったりざらざらするものだったり、それと真逆の素材感が主流だったかもしれません。

年をとると、大きなジュエリーがつけたくなるのよね。とおっしゃるお客様もいらっしゃいます。それは、より大きなきらめきを身につけたい、体のバランスとのコントラストなのか。

もし子どもがつけるならばどんなジュエリーがかっこよく、素敵にみえるのか。

なんのためにジュエリーをつけ、そしてどのような場面でどういう効果を発揮するのか。そしてそれらはどう私たちを彩ってくれるのか。

そんなことを日々考えながらジュエリーを作っています。


2015年2月9日月曜日

ロゴ変更


SUNIのロゴをすこーしだけチェンジしてみました。
前のと比べると違いがわかる。。はず。
SUNIのフォントが細すぎて、前のロゴだと印刷媒体によってはSUNIの字がつぶれてみえなくなってしまうケースがありまして。
これはいかん、と。フォントをほんの少し太くすることで、
矢印のかたちも少しかえないとバランスが悪い、、という行ったり来たりで、
これからはこのニューロゴに少しずつシフトしていく予定です。(いっぺんにやったらいいのに、、と心の奥で誰かがささやいてますが苦笑)

矢印っていうのは、本当に奥が深くて。これだ!というバランスに巡り会ったと思ったらまたもう少し先の新たな矢印の完成系が見えてきたり。
そういったわけで、SUNIの矢印ピンブローチも、少しずつ進化しているのです。

さてさて。最近寒い日の中にたまに春を感じます。
娘ももうすぐ生誕1周年。いろんなことがありましたが、こうして仕事と育児とまだ腕の中につなぎとめられていることに感謝しつつ。がんばっていかなきゃですね。





2015年2月3日火曜日

WEDDING BANDS

エキュート東京での催事にお越しいただいた方々、ありがとうございました。直接お話できた方も、そうでない方も、久々の催事でとても楽しかったです。重ね重ねお礼申し上げます。

さて、イベントでの販売とはうってかわって。SUNIの最近のスペシャルオーダー、WEDDING BANDS、WEDDING RING、結婚指輪のご紹介です。
SUNIでは、オーダーメイドジュエリーも制作させてもらっています。主に結婚指輪や、ダイアモンドなどの石のついた婚約指輪。ご予算と、納期と、お客様のご要望をお伺いして、SUNIと作り上げるオリジナルな一点もののジュエリー。今回は、SUNIの大好きなK22イエローゴールドと、K18ホワイトゴールドのコンビネーションリング。ナチュラルな雰囲気が魅力のお二人とお会いして何度か打ち合わせを重ね、この形に行き着きました。

当初は、もう少し丸みを帯びたデザインでという話だったのですが、普段よく手を使った仕事をされるということ、お二人の雰囲気と、SUNIの中でだんだん試作品は平らな形に、、、きっと気に入っていただけるのでは?!とお二人に試作品を試して頂いたところ、ぴったり収まるサイズと仕上がりに大満足いただきまして、こちらの完成品となりました。

SUNIはジュエリーに携わる様になってからというもの、人の耳の形や手の形、仕草やクセなど、前から気になっていたことがより強く気になる様になりました。実はほとんどの人が左右非対称の耳にどうジュエリーがフィットすると素敵なのか。その人の邪魔になりにくい指輪の形はどのような形なのか。その人の生き方にどうSUNIのジュエリーがフィットしてくれるのか。

結婚指輪などは、そういったことがより深くお話できて、その人の生き様に触れることのできるスペシャルなオーダーです。ただの指輪です。が、その人、そのカップルそれぞれの想いを形にできる素敵なチャンスです。
二人の絆と、想いを形に。幸せな仕事をさせて頂いております。


2015年2月1日日曜日

催事最終日です


エキュート東京、サウスコートikisuiでのイベントに参加しております。が、本日なんと最終日!たくさんの方々にお越しいただきまして、とっても充実した2週間でした。ありがとうございました。
制作と育児の合間をぬって、ちょこちょこ店頭に立たせていただきまして、店頭でお会いできたお客様からはセミオーダーをいただいたり、直接お話しながらお似合いのものを選ばせていただいたり、、そしてお話している間に新しいイメージがどんどん沸き上がってあらたにジュエリーが生まれたり。自分の話になってしまい、先輩方から育児について励ましをいただいたりもしてしまいました。
エキュート東京の販売員の方々もとっても素敵な方々で、一緒に催事をしているデザビレの面々や、たくさんの職人さん、SUNIはたくさんの方々に支えられて成り立ってるなあ。とあらためて実感いたしました。

そして。私はやっぱり一点物のジュエリーが大好きだな。と実感した部分もありました。
天然石も、この一点!みたいな模様や形を探して昔からコレクションしておりましたが、なかなかジュエリーという形をとれず、ようやく最近形になり始めまして。
もっともっともっと!時間が欲しい!!と欲張りな今日この頃です。

店頭にたって少し思ったこと。あら、これは手作りのジュエリーなのね?という反応をいただいたことがありました。ジュエリーに携わって思うことは、
「ほとんどすべて手作り」なのです。
はめている大きなたくさんのダイヤがついた指輪も、きらめくそのイヤリングも、どこかの職人さんがひとつひとつ石を留めて、磨き上げたもの。
もちろん形をパソコンで作ったり、その型を機械的に何個も作ったり、レーザーで抜いたり。工業的で大量生産な側面もたくさんありますが、
意外と様々なたくさんの職人さんのひたむきで地味なけれども精密な仕事の積み重ねによってジュエリーは生み出されているのです。

何となく、たくさんの職人さんたちのひたむきな努力を是非知ってほしくて。
手元の指に輝くその綺麗な石一つだって、どこかの職人さんの丁寧なカットのおかげなのです。