2015年9月9日水曜日

伊勢丹相模原店、アクセサリーコレクション



雨ですね。雨ばっかりですね…。
雨はきらいじゃないですけど、こう雨ばっかりですと、洗濯物が大変なんですよね。。という主婦的な、、、

写真は、先日見かけた不思議な虹色の空です。一瞬でしたが、とっても美しくて、その時間その場所を通りがかることができてとても嬉しく思いました。

昨日までの伊勢丹相模原店での催事も無事終えることができまして、大変ありがとうございました。
今回店頭にデザイナー自ら立つことはできなかったので、お会いできなかった皆様には大変失礼いたしました。今後ともよろしくお願いします。

季節の変わり目、体調を崩しがちですが、お身体みなさんお大事に。健やかな秋を満喫してください。

2015年9月1日火曜日

SHOP THE ONLY ONE:2

今年の夏はほんとに暑かったですね。

大好きな秋?のはじまり??

昔から本当にお世話になっている、茨城県取手市にある、素敵なギャラリー(ちょこっとカフェ)、OMONMA Tentさんにて、展示に参加させていただきます。
実は隣にある建物が、以前借りていた共同アトリエで、昼夜ずーーーっと制作していた昔の思い出。
テントのみなさんにはほんとにお世話になりっぱなしで
おなかが減った、閉店間際に駆け込みでご飯をいただきに伺ったり。

ギャラリースペースはもちろんのこと、カフェのお料理もとっても美味しいんです。

金、土、日、祝日のオープンになりますので、取手散策によかったら是非どうぞ☆

9月1日〜27日
at OMONMA Tent
[SHOP THE ONLY ONE:2]
女性アーティストたちによる、ギフトやオリジナルアイテムの展示販売にSUNIの商品も置かせてもらっています。

2015年8月19日水曜日

オーダーメイドの淡水パールピアス

SUNIです。夏にぴったりなパールアイテム。夏だけでなく、パールアイテムは年中つかえるスペシャルアイテムですね。

SUNIの大好きなアイテムのひとつが、バロックパールです。ひとつひとつ形や色が異なるパールたち。それを1点1点探しだし、ジュエリーにしあげます。写真のピアスは、「大ぶりのもので、そのままをピアスにしたてて欲しい」というお客様のご要望に応じて、実際にピアスになる前のパールから選んでいただき、穴のあける位置をお客様の耳を拝見させていただき、決めてから、K18ポストのピアスに仕立てました。

美しいバロックパールを探し出すことは中々骨が折れる仕事で、あまり素敵な形には出会えません。なので、コレクションも中々増えません。が、出会ったときは、「これだー!」というきらめきに心躍らせ、SUNIコレクションに入ってもらいます。
色や、照り感、様々な条件をクリアしてやってきたパールたち。お客様の耳元を彩る素敵なアイテムになりますように。

2015年8月1日土曜日

渋谷東急POP UP SHOP!

渋谷東急のポップアップショップにお越しくださった方々、通りすがりにお話してくださった方々、ありがとうございました。久々に店頭に長時間たって、皆様とお話する機会がとっても楽しくて、あっという間に時間が過ぎ去ったような気がします。
最近は、SUNIの長年コレクションしていた色石たちを、ジュエリーに昇華させています。一点物がやっぱりなんだか惹かれてしまう石の様々な模様に魅せられて、今回はどんな形にしよう、どんなジュエリーにしよう、、と頭を悩ませています。
WEBSHOPのほうのアップデートが中々追いつかず、、それが一番の課題だったりします・・・秋までには!!
オーダー商品と、あと、マリッジなどのスペシャルオーダーメイドなんかも、最近は増えて、様々なことにチャレンジしている夏でした。


2015年7月13日月曜日

夏夏夏!と、ちょこっと催事のお知らせ


シカゴです。


行ってまへん!!
夫の出張先の写真を見て、お家で地団駄踏んでた私でした。

2週間強、海外出張に慌ただしく出て行ってしまった夫。残された娘と私。
と、出発したその夜に娘が高熱発症!私ももれなくうつり、2人で朦朧とする日々。仕事はあるし、少し熱が下がると保育園、上がるとまた休み…
シングルマザーの方々を猛烈に尊敬した日々でした。周りに預けられるおばあちゃんとかいない状態で仕事と子育て1人でしてるなんて神としか思えない…。


本当にすごいことをこなされてるお母さんたちに私はなんて甘ちゃんなんだ!!とこうべをたれるしかありませんでした。

そうこうしている間に、季節は夏に!
あれ??7月上旬なのにこんなに暑かったっけ??

毎日雨で洗濯物がウルトラスーパー乾かなくて私を苦しめていた日々から解放され、懐かしい太陽さん!!

な、懐かしくない。私の知ってる初夏、、じゃない!!

だって、子どもの頃とか、海の日とか言ってるけど海開きには寒すぎるよね〜!ドヤ顔
みたいな感じだった気がするんですが?!

うちはかなり年季の入ってる変な改造お家なので、西陽の差し込む壁がまるでオイルヒーターのように熱くなります。屋根があって壁があるだけいいと思ってましたが、だんだんそれも強がりになってきました。クーラー意味なし。焼け石に水。アトリエのシャッターではもうすぐお肉が焼けるでしょう。じゅうじゅう。

いい感じの天気を切望します。太陽さん、お空さん、地球さん、よろしくね。

さて、催事のお知らせ。
今月の7月23日から29日、渋谷東急一階でSUNIポップアップショップちょこっとオープンします。久々の催事。昼間はゆるりと店頭にいるかと思われます。詳細はまた後ほど☆

2015年6月27日土曜日

働くということ。保育園問題と、かごぶつけおばさん。

何のために働くのか
もちろんお金を稼ぐためだが、それだけではない。
生き方や人生哲学にも通じることがある。

母は5児を育て上げ、子どもたちの手がかからなくなった頃は、一人で電車にのって都内なんて出られない人になっていた。そこから、一念発起、資格を取り、再就職を目指すも、その道は非常に困難だった。最初は、パソコンも使えず、入力にも時間がかかり、全く仕事が進まず同僚に嫌みを言われたり、本人もやる気を失ったりしていて、端から見ていても、どうしたもんか状態。そんな必死の母親に、ずっと年がら年中反抗期だった私は、「お母さんみたいになりたくない」などと、信じられない暴言を吐いたりしていた。(タイムマシンがあったら怒りにいってやりたいw)

そんな母が、たった一人育てるだけでもう仕事をやめようかな、、と私がしょげているときに、「子どもは気づくとすぐ手を離れる。仕事は手の中に残る。かじりついてでも続けなさい」と私に諭したときほど、説得力があったことは言うまでもない。

昨今、所沢市の保育園の問題があるが、
訴えたお母さんの涙ばかりフィーチャーされていて、本質があまり見えてこない報道が多い気がする。第二子、第三子が産まれたお母さんたちが、上の子を保育園に預けている場合、その子が2歳以下だと、一旦育休中は退園させて、他の待機児童にまわすというものだ。
まず、保育園に関して。だいたい産休、育休なんて、長くとれるのは大手企業さんのしっかりした優遇があるところで、たいていの中小企業や自営の方々はほとんどと言っていいほど、長くて1年くらいが限度。しかし、どこの保育園も1歳から入れるところはほぼ皆無。なのでみんな可愛い時期を涙をのんで0歳から預ける。そうすることで、いつでも仕事復帰できるように備えるのだ。
たいていは無認可保育園に預け、そこで点数がかせげると晴れて認可保育園にゆける。近くがあいてなければ、遠くの保育園に。毎朝毎夕遠くの保育園に迎えにゆくのは骨が折れる。けれど、そうでもしなければ仕事復帰できない。

保育料も馬鹿にならない。稼ぎに応じて、とあるが、それなりにかかる。夫婦共働きの場合、合算した源泉徴収額に対しての保育料なので、かなり高額になる。よく聞く話だとだいたい妻側の給料から支払われることが多く、稼ぎの半分近くを保育料に支払うことにもなりかねない。それでも、辞めてしまうとその後復帰できなくなるどころか、再就職すらままならない現状、そして夫の仕事もいつまであるかわからない昨今の景気、子どものための塾や習い事、そんなたくさんの未来を考えると、仕事にかじりつかざるを得ない状態を、いったいどれだけの人が理解しているんだろうか。

いろんなお母さんがいていいじゃない。働くお母さんでもいいじゃない。
少なくとも私は、いつか子どもたちがかっこいいな、と思える未来を作るために働きたいと思っている。

話は変わるが、先日風邪の娘は保育園に行けず、もれなく風邪をうつされた私は、長期出張中の夫に頼れず、二人でしばらくお家に引きこもり、食べ物がつきてしまったので、やむなく砕けそうな腰を奮い立たし、ぐったりした娘をベビーカーに乗せ、行きたくもないスーパーに向かった。
野菜を選んでいると、かごをもった40代後半の茶髪の女の人が、明らかにかごを娘の頭にぶつけにかかっている。さすがにこちらも驚いて、「すみません、ぶつけないでください。」と言ったところ、その人は、なんと
「こんなとこにそんなん(ベビーカー)で来るほうが悪いのよ!」と
がーん、、故意決定、、、
久しぶりにくらった悪意の塊に、ビックリしすぎて、風邪でもうろうとしながら、
「こんなん(ベビーカー)でしかこられないんだから仕方ないじゃないですか。。」
と弱気な言い返ししかできずにその場を離れた自分がいた。。

まず、正論なんだけど、人の頭にかごをぶつけていいはずは無くて。

怪我しなかったからよかったですけど、二人とも病人なんですけど、、

こんな人がいるんだな、、ほんとに。と痛感。

それで思ったことは、なんていうか、いろんな人がいるんですよ。世の中には。子どもや妊婦さん、老人や手足の不自由な方、精神的に不安定な方とか、外国の人、目の見えない人とか、、そのときに体調が悪い人とかもしかり。
みんながみんな、当たり前に字が読めて、走ったり歩いたり、ばりばり仕事したり、満員電車で押し合いへし合いできるわけではない。

いろんな人がいる。そんな人たちが寄り添ったり、なんとかできる世の中になるためには、この忙しすぎて相手を思いやる余裕のない人たちをまず最初になんとかしないといけないんじゃないかなあ。。
所沢のお母さんたちをつかまえて、「モンスターペアレント」呼ばわりしている人をネットで見かけましたが、あなたたちのほうが、よっぽどモンスターですよ、匿名で糾弾するなんてかごぶつけてきたおばさんとかわらん。
ちょっと最近気になったこと。でした。





2015年6月11日木曜日

ミレニアムのあの一夜


2000年。ミレニアムで沸き返るヨーロッパ。
当時美術予備校の浪人生だった私は、夏期講習のかわりにヨーロッパ旅行で本物を見てきたい、と親に嘆願、初の一人旅に出かけました。(今思うと許してくれた親に感謝ですね。)
ロンドンインからのローマアウト。
地続きの国を列車でガタゴト揺られながら、ロンドンではたくさんの工芸品にどっぷり浸かり、パリはルーブル、南仏にてゴッホの世界観に酔いしれ、オーストリアとドイツに少し立ち寄り、ミラノ、ベネチアビエンナーレ、フィレンツェで華やかな時間を過ごし、そして最後はローマ人の遺跡に感動する、という、初めての一人旅にしては具沢山な約1ヶ月ちょいだったと思います。

ベネチアのユースホステルで赤ワインを飲んでいたら、珍しい子連れの日本人の親子を発見、普段あまりわざわざ外国で日本の方に、と思っていたのですが、ついつい話しかけてしまいました。
外国人と赤ワインなんか飲んでるもんだから、しかも旅で日焼けしているもんだから、話しかけた瞬間、ぎょっとされ、「日系のイタリア人の方だと思ってた、、」と。
聞けば娘ちゃんは4歳、お母さんは看護師さん。夫と離婚して、その夫の連れ子だったその娘ちゃんと、思い切って旅に出た。。という。。。
話しているとものすごく腹の座ったお母さんと、とてもそのお母さんが大好きな4歳のかわいい女の子に、「あなたムーランみたいね。」となんかくすぐったくなるような(多分)褒め言葉に舞い上がり、次の日も一緒にベネチアの街を歩いた思い出があります。

母になり、夏になると、その子とお母さんを思い出します。血のつながりはなかったけれど、そんなの全く関係ない、とても素敵な親子さんだった。私が4歳の子ども連れで、ユースホステル点々と今できるかな、って思うと。やりたいけど、、、そこまで踏み切れるかとも思ったり。

今、その子はきっと16歳とか17歳。年頃の素敵なレディーになっているはず。
もし会えたらもう一度会ってみたいな。

あのベニスのホステルの外での、海から吹いてくるじっとりした夜風の中で、あなたムーランみたいね、と手をとられた4歳の彼女のまっすぐな目が、今も輝いていることを祈ってます。



2015年5月26日火曜日

施設公開おわりましたー!

スタジオのある、台東デザイナーズビレッジの施設公開が先週末3日間無事終わりました。
のべ9000人以上の方々がお越しくださったそうで、
とてもたくさんの方にデザビレをみていただけたのではないかと思います。

台東デザイナーズビレッジは、最長3年間のみ、ファッションやデザイン、アクセサリーやジュエリーの若手ブランドが、書類選考、何回かの面接を経て入居できる、台東区のざっくりいえば、若手応援施設です。小島小学校という、古い廃校になった小学校を改装し、若手デザイナーたちのオフィスとして、台東区が管理している場所です。

普段は制作場所や、打ち合わせ場所として、各ブランドがそれぞれ使用しており、一般開放はしておりません。
なので、施設公開のときのような、商品販売も普段はしていないんです。

普段からここで買えるの?というご質問もたくさんいただきましたが、普段は完全にオフィスですね。みんな一生懸命仕事をしています。

各ブランドで困ったことがあると入居者同士で相談したり、はげましあったり。
バイトさんをシェアしたり。独りでやっているとどうしても行き詰まる、そんなときに相談できる相手がいるここはとっても希少なスペース。
そして、デザイナーズビレッジのとりまとめ役、の、鈴木村長。(ビレッジだから村長)
は、何でも知ってて的確なアドバイスをくれるスーパーバイザー。
村長なしではデザビレはあり得ないくらいの大切な方です。(モノマチの企画者、発案者も村長なんです。)

年に最低2回はある面接、大量の書類、今後の進展を見越して出す計画表、ビジネスとしてどう発展させていくのか、そういったこともみんな一生懸命やっています。
若かったり、普段はそういった努力を見せない人たちばっかりなので、施設公開なんかだと、ふわーとして見られがちなんですが、みんなものすごい一生懸命考えて制作販売しています。そんな熱意なんかが少しでも伝わっていればうれしいのですが。

SUNIはあと1年で卒業でして、ひや汗がでますが笑
なんとか形にしていきたいです。よろしくお願いいたします!

2015年4月28日火曜日

ベルメゾンとコラボしました〜



アトリエのある、台東デザイナーズビレッジのメンバーと大手通販サイト、ベルメゾンさんとのコラボレーション商品が17日に発表されました。

今回SUNI は、ジュエリーでもなく、アート作品でもない、、普段生活してて、こんなのあったらいいな〜的な、生活ママ的アイディア商品が採用されましたーパチパチ

お風呂上がりが裸同然で子どもを追っかけ回すのが嫌で、しかもママ的な可愛い感じのものではなく、1人でもゆったりくつろげるようなバスローブ。機能性はもたせつつ、急な宅配や授乳なんかにも対応できるリラックスローブ。

扇風機特攻隊長たちの怪我防止アイテムの扇風機カバーは、インテリアに馴染むクロッシェのデザインに。

あくまで、生活感がゆったりになるような、そんなデザインになるよう心がけました。

そしてなんと、、、扇風機カバーが発売1週間で初回分完売しました〜〜!!

ん?Webで表示されなくなってるぞ→システムエラー?→問い合わせ→実は完売御礼で、今急遽対応中です!!→
私もびっくり!!!

扇風機って、今はサーキュレーター的な役割で年がら年中引っ張りだこ。でも中々可愛いデザインにめぐり合わないので、今回はこういった形で展開したのですが、予想以上の売れ行きを聞いて、ほんとに驚きました!!

普段はジュエリーなどを、お客様が比較的透けて見える状態で作ることが多くて、このようなマスプロダクト的なもののチャレンジは初となりますが、嬉しいものですね〜〜!!

そして、アイディアを何枚もしつこく絵にしたり、サンプルに口うるさく直しを入れたりして、そこにずっと付き合ってくださったベルメゾンさんに感謝です。

今は急いで追加生産されているようです。再販が楽しみ。


https://prw.kyodonews.jp/opn/release/201504149378/







2015年4月8日水曜日

彼女と飲んだモヒート


春を過ぎて、夏の日差しを感じられる約6年前
私はドイツの小さな街で一生懸命コンテンポラリージュエリーを学んでいました。
すらっとした足の綺麗な彼女はクラスに入ったときからの飲み仲間
いつも面白いことを精力的にやる、エネルギッシュな彼女
作品にももちろんとても真面目なのだけれど、
根っからのアーティスト気質な彼女と、
深夜に横断歩道を道路に落書きしたこともありました。
(結局走る車のせいで塗料はすぐ落ちてしまったのですが)

ジュエリーだけに限らず、表現できることはどんどんしていく
パワフルな彼女に惹かれて、よく一緒にいました。
たくさんある写真の中のブロンドの彼女はニヤリと笑ってて
ああ、こんな笑い方をしてたなあ。と、たくさんある写真が
逆に悲しい気持ちになることを知りました。

モヒート飲んだことある?ここのモヒートが一番よ!
と誘われ、週末に二人で自転車で訪れたお店
たくさん砂糖の入ったあまくて爽やかなモヒート
強い日差しの中で飲むそののどごしに、
何て美味しいんだ!!!と感動したのを憶えています。

そんな彼女が、つい先日のドイツ機墜落事故に巻き込まれたのを知りました。
日本に帰ってきてからは、フェイスブックなどで近況を知る他は
ほとんど連絡をしていませんでした。
いつか、ドイツにまた行く機会もあるだろうから
そのときにまた昔の様に会えるだろうと
なんとなく時間は無限の様に感じていた自分の甘さを
連絡無精の自分を
桜を仰ぎ見ながらなんども反省しました

今はきっと距離なんて関係ないだろうから
私の工房や、作品や、私の新しい家族を
見に来てくれているとうれしいのだけれど。
私はあなたにもう一度会いたかった。

日本に帰ってきてから沢山の場所でモヒートを試しましたが
未だにあのモヒートを超えるモヒートには出会っていません。

Auf wiedersehen, Juli.




2015年4月2日木曜日

春爛漫


日本にはほんとうに桜がたくさん植えられています。
ということを実感する春。
あの木もこの木も桜だったのか!と。
昨年の今頃、初めてこの世界を肌で感じた娘は
今やひとりでよたよたと歩けるまでに成長しました。
必死で駆け抜けた1年でした。
2年越しの春、を感じて空を仰ぎ見たら
こぼれ落ちそうな花々に
なんだか泣きたくなりました。

余談ですが、狂おしいほど咲き乱れるソメイヨシノは
すべて接ぎ木で増やされているので、
花粉で交わって果実をつけ、子孫を増やすことはできません。
(たまに実がなっているのは、近場にソメイヨシノの亜種などがあったりして、実をつけたりするケースもあるそうです)
恋い焦がれ花を咲かせども実らない永遠の片思い
そんなソメイヨシノに想いを馳せ、ジュエリーを作ったこともありました。
花っていうのは、美しい、、んですが。
その美しさの中にある狂気に近い生命力を感じて、
最近はぞくぞくしながら春をのぞき見ています。

2015年2月23日月曜日

誰がためのジュエリー? Why we wear jewellery?

SUNI All rights reserved         photo: Kazuyuki Takano

子育てをしていると、ジュエリーはときとして子育てにいらないような気がするときもあります。ぶらぶらしているピアスや、キラキラしているネックレスは、子どもの格好の遊び道具になり得るため、危なくてしかたありません。

けれど私はやっぱりピアスをしたいし、時としてネックレスもしたい。指輪はもちろんつけて出たい。ではそれは何のため?他者に対する何かのアプローチ?それとも自己満足のための欲求?
それは服のような、なにもつけていないと、落ち着かない、裸で外に出ているようなそんな気がするからかもしれません。それは私の場合。

大昔から、神事のときのスペシャルな時を演出するジュエリーは、神とつながるものだったり、権威を誇るためのものだったり、体を美しく演出するものだったりしてきました。
思い出を身につけるためだったり、身分を証明するものだったり。

もし人間の肌がダイヤモンドみたいにきらきらしているものだったら、きっとジュエリーは今の肌だったりざらざらするものだったり、それと真逆の素材感が主流だったかもしれません。

年をとると、大きなジュエリーがつけたくなるのよね。とおっしゃるお客様もいらっしゃいます。それは、より大きなきらめきを身につけたい、体のバランスとのコントラストなのか。

もし子どもがつけるならばどんなジュエリーがかっこよく、素敵にみえるのか。

なんのためにジュエリーをつけ、そしてどのような場面でどういう効果を発揮するのか。そしてそれらはどう私たちを彩ってくれるのか。

そんなことを日々考えながらジュエリーを作っています。


2015年2月9日月曜日

ロゴ変更


SUNIのロゴをすこーしだけチェンジしてみました。
前のと比べると違いがわかる。。はず。
SUNIのフォントが細すぎて、前のロゴだと印刷媒体によってはSUNIの字がつぶれてみえなくなってしまうケースがありまして。
これはいかん、と。フォントをほんの少し太くすることで、
矢印のかたちも少しかえないとバランスが悪い、、という行ったり来たりで、
これからはこのニューロゴに少しずつシフトしていく予定です。(いっぺんにやったらいいのに、、と心の奥で誰かがささやいてますが苦笑)

矢印っていうのは、本当に奥が深くて。これだ!というバランスに巡り会ったと思ったらまたもう少し先の新たな矢印の完成系が見えてきたり。
そういったわけで、SUNIの矢印ピンブローチも、少しずつ進化しているのです。

さてさて。最近寒い日の中にたまに春を感じます。
娘ももうすぐ生誕1周年。いろんなことがありましたが、こうして仕事と育児とまだ腕の中につなぎとめられていることに感謝しつつ。がんばっていかなきゃですね。





2015年2月3日火曜日

WEDDING BANDS

エキュート東京での催事にお越しいただいた方々、ありがとうございました。直接お話できた方も、そうでない方も、久々の催事でとても楽しかったです。重ね重ねお礼申し上げます。

さて、イベントでの販売とはうってかわって。SUNIの最近のスペシャルオーダー、WEDDING BANDS、WEDDING RING、結婚指輪のご紹介です。
SUNIでは、オーダーメイドジュエリーも制作させてもらっています。主に結婚指輪や、ダイアモンドなどの石のついた婚約指輪。ご予算と、納期と、お客様のご要望をお伺いして、SUNIと作り上げるオリジナルな一点もののジュエリー。今回は、SUNIの大好きなK22イエローゴールドと、K18ホワイトゴールドのコンビネーションリング。ナチュラルな雰囲気が魅力のお二人とお会いして何度か打ち合わせを重ね、この形に行き着きました。

当初は、もう少し丸みを帯びたデザインでという話だったのですが、普段よく手を使った仕事をされるということ、お二人の雰囲気と、SUNIの中でだんだん試作品は平らな形に、、、きっと気に入っていただけるのでは?!とお二人に試作品を試して頂いたところ、ぴったり収まるサイズと仕上がりに大満足いただきまして、こちらの完成品となりました。

SUNIはジュエリーに携わる様になってからというもの、人の耳の形や手の形、仕草やクセなど、前から気になっていたことがより強く気になる様になりました。実はほとんどの人が左右非対称の耳にどうジュエリーがフィットすると素敵なのか。その人の邪魔になりにくい指輪の形はどのような形なのか。その人の生き方にどうSUNIのジュエリーがフィットしてくれるのか。

結婚指輪などは、そういったことがより深くお話できて、その人の生き様に触れることのできるスペシャルなオーダーです。ただの指輪です。が、その人、そのカップルそれぞれの想いを形にできる素敵なチャンスです。
二人の絆と、想いを形に。幸せな仕事をさせて頂いております。


2015年2月1日日曜日

催事最終日です


エキュート東京、サウスコートikisuiでのイベントに参加しております。が、本日なんと最終日!たくさんの方々にお越しいただきまして、とっても充実した2週間でした。ありがとうございました。
制作と育児の合間をぬって、ちょこちょこ店頭に立たせていただきまして、店頭でお会いできたお客様からはセミオーダーをいただいたり、直接お話しながらお似合いのものを選ばせていただいたり、、そしてお話している間に新しいイメージがどんどん沸き上がってあらたにジュエリーが生まれたり。自分の話になってしまい、先輩方から育児について励ましをいただいたりもしてしまいました。
エキュート東京の販売員の方々もとっても素敵な方々で、一緒に催事をしているデザビレの面々や、たくさんの職人さん、SUNIはたくさんの方々に支えられて成り立ってるなあ。とあらためて実感いたしました。

そして。私はやっぱり一点物のジュエリーが大好きだな。と実感した部分もありました。
天然石も、この一点!みたいな模様や形を探して昔からコレクションしておりましたが、なかなかジュエリーという形をとれず、ようやく最近形になり始めまして。
もっともっともっと!時間が欲しい!!と欲張りな今日この頃です。

店頭にたって少し思ったこと。あら、これは手作りのジュエリーなのね?という反応をいただいたことがありました。ジュエリーに携わって思うことは、
「ほとんどすべて手作り」なのです。
はめている大きなたくさんのダイヤがついた指輪も、きらめくそのイヤリングも、どこかの職人さんがひとつひとつ石を留めて、磨き上げたもの。
もちろん形をパソコンで作ったり、その型を機械的に何個も作ったり、レーザーで抜いたり。工業的で大量生産な側面もたくさんありますが、
意外と様々なたくさんの職人さんのひたむきで地味なけれども精密な仕事の積み重ねによってジュエリーは生み出されているのです。

何となく、たくさんの職人さんたちのひたむきな努力を是非知ってほしくて。
手元の指に輝くその綺麗な石一つだって、どこかの職人さんの丁寧なカットのおかげなのです。





2015年1月16日金曜日

風邪、スパイラル


年末から、娘の風邪を私がもらい、夫がもらい、しばらくしてまた娘が発熱、また私、という風邪のリレーに巻き込まれておりました。
けほけほ。

みなさんお元気でしょうか。
風邪、ほんとに流行ってますね。
娘がまだ赤ちゃん気味なので、調子崩すと、お母さんは人間抱っこ紐になるんですね。ずっとぐずっているので、置くに置けない、手もしびれてきますしね。仕事は山積みなのに、何にもできませんし。保育所には熱がさがらないと預けられませんし。お手上げ状態で、ひたすら抱っこする年末年始でした。昨日くらいからようやく娘の熱が下がって、私も声が少し元に戻ってきました。

催事も来週頭からですので、たくさんやることはあるのですが、中々思うように動けず、もどかしい日々を過ごしておりました。そういうときは頭を働かそう!と思えど、もう疲れ切っているので何にもいいアイデアは浮かんでこないものでw

やっぱり風邪がすきっと治ってきて、身体がクリアになると、頭の中で絡まった糸がほぐれるようにアイデアもすっきりしてきます。
心と身体の素敵なバランス。どちらもそれなりに大事にしないとですね。

2015年1月8日木曜日

とある景色

スタジオにて、晴れた日の窓ガラスのマークの影が
街の景色のように見えました。
ポルトガルで見た、線で構成されたあの景色を思い出しました。

日常にひそむ非日常な瞬間を久々にかいま見た気がして
少し得した気分になりました。

海外にいたときにはたくさん文章を書く機会があって
たくさん制作する時間もあって
たくさん語り合う時間もあったのに、

どうして今の自分にはそれがないのでしょうか。

今一度見つめ直してみたい
握りつぶしてしまった時間のかけら。

2015年1月7日水曜日

催事のお知らせ at エキュート東京『粋(イキスイ)』


えー。未年ですので、羊ちゃんたちに邪魔されて車が通れなかったときの写真をアップしてみました。
鐘の音響く中、犬たちが上手に羊を追い回していたのが印象的なあの日。何度も、あけましておめでとうございます。

さて。
新春第一弾の催事がエキュート東京『粋(イキスイ)』にて始まりました。

SUNIアトリエのある「台東デザイナーズビレッジ」の面々による催事で、前期後期に分かれており、

SUNIは後半戦の1/19〜2/1に参加します。

もちろん今前半戦の催事もとっても素敵なので、前期後期、よかったら両方ともお願いします!ww
JR東京駅エキナカ。ちょっと乗り換えついでにお立ち寄りいただけたらうれしいです^^

(JR以外から入るには入場券が必要になります!)

催事期間中の日中、なるべく店頭に顔だそうと思っています。よろしくおねがいします☆


→ http://www.ecute.jp/tokyo/event/832.html

2015年1月5日月曜日

あけましておめでとうございます

A HAPPY NEW YEAR!!
娘→私→夫の順に強烈な風邪にかかり、壮絶な年越しを過ごしました。
子どもってなんて強い風邪をもらってくるのでしょう。
咳と鼻水がまだまだでてくる今日この頃です。

昨年中は沢山の人にお世話になって、子育てしながらも活動を続けることができて大変感謝、の一言です。
どうもありがとうございました。
最近、お母さんて大変!みたいな文章とか漫画とかはやってますが、
生きるのって大変ですよね。お母さんだけでなくて。
私は、彼氏もいなくて、制作もうまくいかなくて、お金もなくて、そんなときつらかったですとても。歩いて道ばたの食べられる草とか探したこともありました。持っているものを少しずつ売ったりしたこともありました。交通費がどうしてもだせなくて、誰とも会えない時期もありました。今となっては笑い話ですけど、そのときは本当につらかった。今とは違うベクトルのつらさでしたw

でもそんな中で支えてくれた人たちがいたり、大きな田舎の空に励まされたり、自分しかしらないだろう美味しい野の草や果実にお腹が満たされたり、今では経験しがたい素敵な時間がありました。

今は子育てという大きな課題と向き合いながら、日々新しい発見と、そして並行して仕事を続けている訳ですが、そら大変だけど、楽しいこともたくさんあるし、毎日絶望していたあの頃にも輝きがあった訳で、そこまでの悲しいことなんてそうそうない訳です。

専業主婦だって、仕事している主婦だって、働きまくって飲み歩いて夜中帰れなくなってる働きウーマンだって、ニートウーマンだって、いろいろそれぞれ大変なのに、なんかみんな同じ価値観にがちがちにしばられて生き苦しそう。

幸せと不幸せは同じ分だけつづいていて、どちらが表面にでてるかだけの違いだと。私はどちらも極端だとしんどいので、グレーゾーンに生きていたい。そんな世界をこれからも表現し続けられるよう、努力あるのみです。自分なりに発見した楽しい素敵な世界を、ジュエリーやアート作品にもっと素直に表現できたらいいな。そんなことを今年は目標に、生きていきたいと思います。
今生きている世界を輝かせるも濁らせるもとにかく自分しだい。


今年もよろしくお願いいたします。        SUNI