2014年6月29日日曜日

ありの女王

雨が降り続きますね。
先日、友人のお子さんと久々に会ったら、3歳になった彼はいつの間にかほとばしるようにたくさん言葉を発していました。

一緒に歌おう!と指揮者のように棒をふる彼。

「蟻の女王歌うよ!みんな一緒に歌ってね!!!!」
「さあ、はい!!」(きっと「さんはい!」のつもり)

「ありのお〜ままのお〜」
あ、蟻の女王って、「アナと雪の女王」のことだったのか!とそこで一同気づく。

「ありのお〜ままのお〜」
どうやら、そこしか歌えない様子の彼。

でもなんで「蟻の女王」なんだろ。。
夫が。「ありのーままの〜」だから、「ありの」女王 なんだよ!って。

なるほどー!!!

3歳くんと同じ思考回路をもつ我が夫。

ちなみに、「アナと雪の女王」英題は、「Frozen」
その訳しかたもあまりピンときませんが、

最後の、
「少しも寒くないわ」という言葉だけを聞いたときは、冬に強がって半袖短パンで走り回って次の日風邪をひいちゃう小学生みたいな、そんな印象でした。
なんだかしっくりこないな、と思って英語の歌詞をみると、

The cold never bothered me anyway
「寒さは、結局私を全然邪魔しなかった」
みたいな直訳ですが。(あの短い最後の一節にこんな長い文章が!)

寒いのなんて全然わたしの妨げになんてならないわ!
っていう強気な、けど意志のある一節だなあ、と。

歌にあわせて日本語訳すると、短くせざるをえない。英語と違う音節だから仕方ないですね。「Let it go〜」も、そのまんま理解しようと考える方が、しっくりくる。ありのままというよりもっと強気な感覚がする。

翻訳って本当にそれだけでも難しいのに、同じ歌を様々な国の言葉にかえて公開しているディズニー、おそるべし。ただ、やっぱり原文を理解してこそ、本質がみえてきたりするのかも?

ありの〜ままは〜 むずかしい!





2014年6月19日木曜日

腕の中で

生まれて、もうすぐ3ヶ月になろうという我が娘。

何が何だかわけもわからず泣きわめいていた産まれてすぐの頃と違い、あやしたら泣き止んだり、声をあげて笑ったり、寝ながら私の服をギュっとつかんだり、 凄まじい成長ぷりをみせてくれます。
金属加工なんてまだとてもじゃないけど手がつけられず、歯がゆい日々を過ごしつつも、彼女の生き生きとした生命力には日々驚かされっぱなし。
いつも夕方ぐずる抱っこちゃん娘のおかげで、いつ晩御飯を食べたのかわからない状態が続いていたのが、今日はじめて全然愚図らずに晩御飯を食べ終えました。といっても夏バテ気味でスープとさくらんぼしか食べられなかったのだけれど、ギャン泣きしないだけで天国! 

なんとなくその後も抱っこしながらあまり泣かずに眠りに落ちた娘とのシンクロ感が、何かに似てるなと思ったら、 釣りの釣れるときの感じ、水の中にルアーが落ちていって、魚がくわえるのをイメージ出来て、その通りに魚が食いついてくる、あの集中力ビンビンな瞬間に限りなく近い感覚を覚えました。

まだ喋れない娘の一挙手一投足と、うまくシンクロできた夕べ。 私はシワシワになっていく一方で、パンパンに内圧で満ち満ちていく娘のそんな1日でした。

2014年6月6日金曜日

ある雨の日に

雨がしとしと降ります。2014年ももうすぐ半分。

もはや自分がブログをやっていたことすらぼんやりとしか思い出せなくなっていたくらい、ずっと更新が滞ってました。
新しくはじめることも考えましたが、せっかくなので続きを書こうと思います。

モスクワに行って以来、公開の滞っていたブログ。
FacebookやTwitterでなんだかいろいろと満足してしまう今日この頃。

考えていることをアウトプットさせて、もう少し頭を整理してみては、とアドバイスをもらい、
ブログをようやく思い出すというこの有様。
そのくらい、日々追われてしまっていたということなのでしょうか。

あっという間でしたが、大震災もあったし、首相もかわったし(それはいつもか)
私はスタジオを御徒町にある、台東デザイナーズビレッジに移動したし
結婚して、一児の母にもなりました。
毎日があっという間ですが、少しは前に歩けているのでしょうか。

アート、デザイン、工芸、ジュエリー、、カテゴライズできないなにか、
生物学や自然の理、人間の営みから感じるたくさんの発想をもとに
作り続けていることを最近感じます。

胸元で眠る小さな命と、
早咲きのひまわり、きらきら輝く夏野菜、ひと雨ごとに伸びる木々
たくましい生命力が重なります。

今ここに生きている奇跡に感謝しながら、
これからも書き続けていけたらいいな、という、リマインド。

雨はしとしと降り続きます。