2010年11月25日木曜日

am besten Werkzeug

パソ仕事と絵ばっかりかいてて少し疲れてしまったので、少し遊びました。テニスラケットを積む感じで。私のナンバーワンお気に入り道具、「糸のこ」です。
道具や機械は大好きで、半ば趣味化しつつあるのですが、糸のこに関してはもう、違った形をみたら即買いしてしまうほど、好きです。幅や大きさ、テンションを張るネジの違い、ちょっとずつ違うのがうれしい。
作ったらという意見もありますが、それをやったらきりがないので。わりかし工業製品リスペクト派なのです。だって、少し改造するだけでもう信じられないくらい使いやすくなったりするし。

糸のこっていうのは、このあいてる部分に、ほそーい刃をつけて、ものすごーく細かな切り出し作業のできる金のこ、みたいな感じの道具です。木材や貝など、漆だったらそういうものを切るのにに使うし。金属だと金から鉄まで、板厚に応じて刃をかえたり、のこをかえたり。いずれにせよ、うまくいかないとのこ刃はポキポキ折れるし、その日の調子を占えるくらいのわりかし繊細なもの。

はじめて出会ったときは感動でした。
小学校のときに木材でパズルを作るときの電動のこぎり以来の衝撃
鍛金なのに糸のこにどっぷりはまってなんか見かけると買う、みたいな
なんでも糸のこで切ってみる。みたいな
おかげでずいぶん鍛えられて、糸のこは結構上手になりました。
造幣局式、いわゆる日本の彫金式、ドイツ式
糸のこのひき方も刃の張り方もそれぞれ違うんですよ。
まあ、どれでもうまくできればよし、ですが。

いずれにせよ職人さんにくらべれば全然かもでしょうが、
金属に絵を描くみたいに切ることができる糸のこは私にとってはとても大事
糸のこへの愛は偏ってるくらいあふれてる

最近はそんな道具にもお金をかけられなくなってしまったのが、少し残念。
メンテナンスもふくめて、少しゆとりがほしい今日この頃です。