2010年12月9日木曜日

lines

いつも、この目を奪われる瞬間をどうにかして残せないかな、と思う真夜中の作業場。

2010年11月25日木曜日

am besten Werkzeug

パソ仕事と絵ばっかりかいてて少し疲れてしまったので、少し遊びました。テニスラケットを積む感じで。私のナンバーワンお気に入り道具、「糸のこ」です。
道具や機械は大好きで、半ば趣味化しつつあるのですが、糸のこに関してはもう、違った形をみたら即買いしてしまうほど、好きです。幅や大きさ、テンションを張るネジの違い、ちょっとずつ違うのがうれしい。
作ったらという意見もありますが、それをやったらきりがないので。わりかし工業製品リスペクト派なのです。だって、少し改造するだけでもう信じられないくらい使いやすくなったりするし。

糸のこっていうのは、このあいてる部分に、ほそーい刃をつけて、ものすごーく細かな切り出し作業のできる金のこ、みたいな感じの道具です。木材や貝など、漆だったらそういうものを切るのにに使うし。金属だと金から鉄まで、板厚に応じて刃をかえたり、のこをかえたり。いずれにせよ、うまくいかないとのこ刃はポキポキ折れるし、その日の調子を占えるくらいのわりかし繊細なもの。

はじめて出会ったときは感動でした。
小学校のときに木材でパズルを作るときの電動のこぎり以来の衝撃
鍛金なのに糸のこにどっぷりはまってなんか見かけると買う、みたいな
なんでも糸のこで切ってみる。みたいな
おかげでずいぶん鍛えられて、糸のこは結構上手になりました。
造幣局式、いわゆる日本の彫金式、ドイツ式
糸のこのひき方も刃の張り方もそれぞれ違うんですよ。
まあ、どれでもうまくできればよし、ですが。

いずれにせよ職人さんにくらべれば全然かもでしょうが、
金属に絵を描くみたいに切ることができる糸のこは私にとってはとても大事
糸のこへの愛は偏ってるくらいあふれてる

最近はそんな道具にもお金をかけられなくなってしまったのが、少し残念。
メンテナンスもふくめて、少しゆとりがほしい今日この頃です。

2010年11月24日水曜日

Exhibition


最近は頼まれ仕事と、年末、新宿小田急での展示に向けて二足のわらじをはいてます。
正確には二足じゃないんですけど、まあ大きな柱は二本立て。
上の写真は、展示予定のピアス。シルバー製で、先っちょについているのは18金です。
つけると華奢なんだけど、存在感があって好評です。

12月はもう一つ展示の企画が進行中。銀座の新しいギャラリーでの展示予定なのですが、
大学の修了制作のアルミ製のソファーもお披露目予定。(仮)
この子はほんとにさまざまなシーンに登場できる才能を持つソファーなのです。
組み立てられるように作っておいて本当によかった。
大きいモノは管理や運搬が大変なのです。

作るものって、なんというか、その時点での気持ちの大きさが反映されるというか。
ミクロの世界にダイブしていく気持ちと、
マクロの世界を広げていく気持ちと。
どちらかを選べと言われましても、なかなかどうしてどちらも自分。

少し早いけれど、展示のお知らせ。

2010年12月22日㊌~12月28日㊋
小田急新宿本館10階アートサロン
「Only Oneを贈ろう アーティストたちのギフト展」
小川由利子 康舜香 佐藤江利子 成瀬好徳

exhibition info

wed.22.12-tue.28.12
Odakyu,Shinjyuku Honkan,10F Artsalon
[Only one gift from Artists]
Yuriko Ogawa, Soonhyang Kang, Eriko Sato, Yoshinori Naruse

welcome!

私はお花作品とか、ジュエリーとか展示します。よろしくお願いします。

2010年11月22日月曜日

曇天on the way

殺伐とした気持ちの中に凛とした何かがまだ残っている。
もう何もないかと思って心の中を掘り返してみると、
まだ大丈夫、歩けるだろ、って誰かが言っている。

嘘ばかりついていくことを選んだ人は
私に本音をしゃべるなというが、
それでは私でなくなってしまうので
少なくとも私は本当のことを話していきたい。

いつだって愛に満ち溢れてるわけではないけれど
大切な人ばかりだということには変わりなくて

ずるく生きられないのは私の性分で
ほんとにもがきもがきながら半泣きであるいてる

そんなことを曇天の中運転しながら思った情けない月曜日。

2010年11月19日金曜日

This is my studio "studio BOCCI"

とりあえず、アトリエ紹介。
茨城県取手市の片田舎、小文間(おもんま、と読みます)で元農協の建物だった場所を現在8人で運営しています。
小文間工房として始まりましたが、現在は「studio BOCCI」スタジオボッチという名で活動中。

主に金属を使って制作するアーティスト5名と、漆や樹脂、木工などをベースとして制作するアーティスト3名、男女さまざま、年齢も幅広く、たくさん集まった時は美味しいコーヒー(挽きたて!)を飲みながら情報交換や日々の制作の話などに花を咲かせます。

一階が主に金属、手前にちょこっとみえるガレージは鉄場。二階は主に木工と漆です。
元農協の建物なだけあって、非常に立派。冷暖房完備です。すみません。

すぐお隣にOMONMA tentというカフェギャラリーがあって、よくそこと混同されますし、私たち普段非常に怪しいですから(頭タオルでぼろぼろ作業着)、何なのあそこは、と勇気ある方が突然訪問してくださいます。訪問したところで、何?!これは!みたいな感じですけど。笑

看板はせっせと作ったのですが、まだ取り付けできてないですし。。
ウェブサイトも半分作ってまだアップロードできてないですし。。

いつだって自分たちのことが一番あとまわしになってしまうのです。

2010年11月18日木曜日

ブログを再開しました。

ドイツから帰ってきてどれくらいなんだろ。
もうあっという間の時間でしたが、2011年を控えて、ブログを復活させることにしました。
ツイッター、140文字もいいんですけど、やっぱりもっと長い文章もいい。

日本に帰国してから、たくさんの知らない人に「ブログよんでましたよ」といわれ、少し怖くなってドイツ滞在記ブログを閉じました。

けれど読み返すとまるで昨日のように思い出がかけめぐる。
なんとなくもったいない感じがして、というのか、
なんとなく思いが消化されたからなのか。

今の日本での毎日のあくせく生活も
なんとなく慣れてきたのか。

これからは私の制作日記ときどき妄想日記で
よろしくお願いします。