2007年11月30日金曜日

やつあたり

なんでスカイプ新しくしたとたん、バグるんだ!

バグを直すための最新バージョンじゃないのか?!

スカイプ、ニューバージョンにしないと、バグが起きるとか言われて、新しくしたとたんに、IE7がフリーズして動かなくなり。最近のイライラが私を駆り立てる、、、とりあえず、むかつくまんまスカイプをアンインストール。その後再インストールしたらなぜかなおった。いらいら。
この寮でのネット接続だと、avastとの相性が悪くて、エラー表示がでまくるので、自力で更新しなければならない。学校接続だと勝手にやってくれる。これは寮の接続とうまくいってない感じだ。面倒なんだよいちいち。いらいら。
Vistaでプレゼンしようとしたら、この新しいinspiron1520の画面が横長なため、プロジェクターでは妙に縦長に圧縮されて表示される。おかげで画面を横長に引き延ばして解像度下げて見にくいし、使いにくい。いらいら。
vistaに正式対応してないイラレ10とかDW8、それに伴うファイルが消せない、上書き保存できない、ふぁっキュー!何回再起動しながら消せばいいんだよっ!いらいら。
VISTA!!! そりゃさ、エアロとかさ、いいよ。なんかさ、ちょっと透明感があってさ、近未来っぽいしさ、ガジェットとかさ、マックユーザーとかがみてもさ、よくちゃんと動いてるねって感動してくれるよ。

あああああああああ!!!でもでもでも!!!!!

最近のいろんないらいらにさ、拍車がかかるんだよ!!!

もっと仕事しろ!

片づけろ!

言葉に気をつけろ!

空気よめ!


シャイセーーーーーーーー!!!!!!!!

2007年11月29日木曜日

感想


日本人からみた日本、在日からみた日本、外国の人からみた日本、結局どれも一緒じゃないわけで。世の中の定規は自分の中に各々存在することを強く感じました。

何かを訳すときも、説明する時も、必ず自分の定規をもって測るわけで(むしろそれしかない)、やたら客観性を求めればもとめるほど、自分の主観を模索していく結果になるというか。

経験がいろいろ後押ししてくれつつも、全然自分が足りないことに愕然とし。

よーし働くぞ~!!

2007年11月27日火曜日

単純なはずが


明後日プレゼン!
なんと、自分の作品と、芸大について。

英語とドイツ語~気が狂いそうだ~
ただでさえ説明の難しい作品についてのプレゼン
ドイツ人に分かってもらうための芸大の説明、
加えて日本の文化の簡単な紹介。。。

なんで侍は今の時代にいないんだ~
いたほうがよっぽど説明が楽なのに

下手にアメリカナイズされた日本の文化を伝えることがこれほど困難きわまるとは。。

膨大な写真の整理と、複雑に入り組んだシステムを少しずつわかりやすくしていく作業は、

まったくもって 複雑です。

2007年11月26日月曜日

ものおもい


友人からのメール、
「したいけど、出来ない。
できるけど、したくない。」
ゲーテ、格言と反省より。
そこで、ウィキ検索、
「花を与えるのは自然、編んで花輪にするのは芸術」
ゲーテ、詩集より。
ああ、言いえて妙。でもそんなに割り切れない。

2007年11月25日日曜日

ブレーメン


海外留学生を対象とした、学校のプログラムで、なぜかハレからバスで4時間半以上もかかる、Bremen(ブレーメン)と、その近くの、Worpswede(ヴォルプスヴェーデ)へ行ってきました。

朝の6時発、夜の11時着、という強硬日帰りプログラム、ランチも晩御飯もでない、この不思議な勝手にしろよ旅行は、あわただしく過ぎました。

何の前情報もなく、Worpswedeへ。ヴォルプスヴェーデは、地球の歩き方によると、「森と林に囲まれた芸術家の村」らしい。ガイドさんの説明によると、もともと沼地だったこの地一帯と丘を整備して、人が住めるようになり、そこに芸術家が集まり始めて、今でもなお芸術家が住んで、制作を続けてる世界でも希少価値のある場所、とのこと。レンガ造りの小さなアトリエや家が並び、森林の中にぽつぽつと佇む雰囲気はよかったですが、だからといって、芸術ってなんなのさ、とぶつぶつ文句の一つもいいたくなるような、地域の町おこし的のりを感じてしまってちょっと興ざめするシーンもあったりして。まあ、ビジネスにするためには仕方ないのかもしれないけれど、これを芸術だ~この雰囲気がKunstだ~って、ちょっとちょっと、と眉をひそめるようなおばちゃんのりの広報活動が見え隠れして、ここが世界に誇るドイツの芸術の一端だなんて言われちゃうと、ドイツ大丈夫か?!といらぬ心配をしたり。笑

そそくさとブレーメンに移動、何か寝不足のせいか、ハーメルンの笛吹きとごっちゃになって、あれ?この銅像ってなんだ??と、ああ、物語も場所も違うじゃないか。あれ?ブレーメンの音楽隊って4匹だったっけ?この浅はかな中途半端な知識は、感動を手助けしてくれず、みんなが歓声をあげてこの銅像を囲む中、なんだかぽかんとしていた自分がいました。

建物は、ゴシック的なかなりデコラティブでごてごてしてて、結構見ごたえあり。しかもクリスマスを控え、土曜日の今日はかなりの人出。みんなプレゼントを探してるのか、小さな工房のウィンドウに並ぶ小物やジュエリーを必死に吟味している人たちも見かけました。ただ、ブレーメンの滞在時間、およそ3時間。うち、強制的に連れて行かれた美術館が1時間。あまりの極寒に外を歩くことすらためらわれ、1時間のティータイム、さらっと中心地を行進し、短い旅は終りを告げました。

結局移動時間が約10時間!そこまでしてブレーメン行きを企画する理由がよくわからなかったけれど、私はあんまり観光むいてないな。と心から実感できました。

2007年11月24日土曜日

立ち止まって


ふと振り返る自分の足跡、明日は相変わらずよくわからないけれど、いらいらしても、楽しくても、寝て起きたら1日年をとってるわけで。ふと去年の今日を思い出したり、来年の今を思ったり。

ようやく地に足がつき始めた。そんな気がした昨日今日。

2007年11月22日木曜日


何気ない景色に心奪われることもまだまだあって、いつまでこのツーリスト気分がつづくのやら、
海外に暮らして日本の良さを実感しつつ、昨日は初めて日本料理に手を出してしまいました。
といってもニュウメン。にゅうめんって知らない人もたくさんいるんですが、奈良にはちょこちょこにゅうめんがあって、平たく言えば、そうめんの温かいバージョンがにゅうめん。ニュウメン好きな私は、食べ終わった後だしの味をかみしめながら、心の底から「ほっ」と一息ついたのでした。
最近食べ物ネタが多い気がするのは、人間、衣食住の食と住が超大事だと感じるから。
特に元気の素は食から始まると思いますね。
ドイツに来て、なれない時差と、なれない食環境と、なれないスーパーマーケットのせいでいつ食べたらいいかわからず飢餓状態になったことがあったんですが、(←大げさ)食べ物を摂取したその時、指の先まで血液が満ち足りていく充足感を体感しました。
ふわーーーーーーと指の先、体全体に血液がめぐる!
わたし!生きてる!ってかんじ。
そして自分の飽食時代を思い起こし、ちょっと笑えました。こんなに体全体が栄養欲する状態には決してならなかったあの頃、まあ、それはそれで非常に楽しくはあったけどね。昔読んだおとぎ話の絵本とかに載ってた欲張りの飽食貴族みたいな感じ はは
ただこうハムとじゃがいもとソーセージに囲まれていると、なんだかよくわからなくなってきてしまったので、とりあえず時折こっちじゃ高価なだしの素と、高価な味噌を使ってほんのり日本を味わいながら、+ビールでおっさんの晩酌をドイツで再現したりするのです。

2007年11月21日水曜日

難しい本を読みます。


ドイツ語を学ぶにあたって、一番てっとりばやい方法は、彼氏がドイツ人。なんて極論ですが、そうでない人にとって、いい方法は、「タンデム」をすること。タンデム、バイクのニケツではありません。お互い違う国の人同士が、自国の言語を教えあう、パートナー制って感じですかね。

たまたま友達の誕生日パーティーで出会った人は、来秋に芸大の先端に留学する予定の人でした。こんな偶然絶対ないね。と、その場でタンデムを決め、お互いに少ししかしゃべれないドイツ語と、日本語でコミュニケーションをとることになり。

これが、意外と超楽しい。お互いちょびっとしかしゃべれず、共通言語は英語だけれど、ちょっとだからこそ間違いとかわかりやすくて面白い。
しかも、他国の人が、日本語をどうとらえてるかが、新鮮でたまらない。私たちは小さい頃、ひらがなから始まり、漢字を徐々に覚えていくけれど、こっちの日本語の授業は、最初からがんがん漢字込で学習します。要は、漢字を知らないと、日本じゃ生きていけないっていうことらしい。そして、漢字の覚え方が、漢字のへんと、つくり、部首?みたいな分け方で覚えるらしい。最初にうけた質問が、「なぜ駅という漢字には馬という意味があるの?」でした。え???「昔は馬が交通手段だったからじゃないかな。」あとで、ネットで調べたところ、「馬を置くところ」という意味があるそうです。

新鮮。日本語のあいまいで複雑な良さがにじみでてくる今日この頃です。

時刻の話をしていて、3:30だったときに、タンデムパートナーが、「3時半分です。」
3時半分!なんか割り切れなさそう!

これはどんな本ですか?難しい本です。

2007年11月20日火曜日

ドイツ語談義


Ach so.(ああそう)=ああ、そう。正確にはノットイコールですが、大体おんなじ意味です。ドイツ語のほうが、もう少し肯定的に納得したり、得心したときに使う感じだけど。大抵ドイツに来てすぐに日本人はよく使っちゃうみたい。大体おんなじ意味だよってドイツ人に言うと、そこから話が超ふくらむので、ネタ的にはかなりありです。

Genau!(ゲナウ)=そのとおり!普通にビックリマークつけなくても、そのとおりそのとおり、みたいなかんじで、みんなゲナウゲナウ言いまくってます。日本でのドイツ語の授業では全然でてこなかったけど、言葉がわからず、こういうこと?って聞くと、大体genau!と返されます。

この二つが私の最初に覚えたドイツ語。
あとはもう全然ちんぷんかんぷん、体当たりの日々でしたが、最近ようやく聞こえ始めたような。

ドイツ語は、ほんとに英語と似てて、英語からドイツ語に訳す方が簡単です。今は英独、独英辞書を愛用する日々。同時に英語も学習できて、なかなか素敵な毎日です。

ただ、ドイツ語英語似てると言っても、やはり異文化、ドイツ人の友人と、覚えてうれしかった英語単語について、話していたところ、「immediately」という単語に感動したとのこと。immediatelyは、直ちに; じかに, 直接に, …するや否や、という意味。同じ意味を持つ単語がドイツ語には存在しないらしい。
なぜかと尋ねたところ、そういうシチュエーションがないからでは?という仮説に達した。
そうか!そういことか!それでか!と、様々な今までのドイツでのシチュエーションを思い起こしながら、妙に納得。
確かにいろいろimmediatelyに行われていない行おうとしない、そんなことがたくさんあったなあ。

今日は1週間ぶりに太陽に出会えました。こんなに太陽を愛おしく思ったことはかつてありませんでした。太陽は、ドイツ語では die Sonne(ディ ゾンネ)。女性名詞なんで、dieがつきます。

母なる太陽に守られて、束の間の日光をいとおしむ。

言葉は、住んでる環境と、国民性と、すべてを包括して成り立っていくんだな・・・

2007年11月17日土曜日

LINK



一気にこのブログからみんなの独り言チェックできるように、リンクをどかっと張りました。
自分がチェックしやすいように。自己満足です。
もしもれてる人いたら、ぜひご連絡ください。

ところで、ヨーロッパの犬は90パーセント超利口。(私的統計)
今日は美しいダルメシアンに出会い、ついつい写真をとってしまいました。
みんな飼い主に合わせた歩調で、吠えもせず、綱なしでも必ず一歩あとをついていく、素晴らしい犬たち。
長毛のモップみたいな犬がひょこひょこついて行く姿は愛くるしすぎてついつい笑ってしまいます。

モップ犬かわいい。

先日みた柴犬は多分かなりヨーロッパではレア種。
でもおばかなかんじで、うちの子とあんまりかわりませんでした。バカな子ほどかわいい。いい言葉。

手と作業について考える


去年の今頃、母が突然青ざめ、私の手をとり、嘆いた。「女の子がこんな汚い手・・・」それもそのはず、ムトーハップ(作品の最終仕上げの色上げのために、銅や銀を硫化させるための濃い温泉みたいの)を1日中した後の私の手は、爪や細かい傷が茶色にそまり、おっさんみたいな手になっていた。

きれいな手でいたい、とはあまり思わない。マニキュアに命をかけて、爪に描きまくってた時代もあったが、女を捨てたとかではなく、しわしわの手も、小さな手も、指が短くても、妙にでかすぎても、きれいでも、きたなくても、単純にそれが素敵だ、と思うから。手はその人個人を知るのに、かなりてっとりばやいポイントで、私はそこにとても興味がある。

私の場合、手は、いかに使いやすいか、がポイント。もともと器用だと思っていた自分は、周りに器用な人がわんさかいる美術業界で、器用というのは幻想だったと思い知らされ、そこをいかに補てんしていくかがキーワードになった。器用な人というのは、経験はもとより、利き腕じゃない方の腕の使い方がなにより上手だと思う。右利きの人の左腕。器用な人の、左腕のホールド感や、右手を補助する使い方は本当に感心する。器用な人の作業を見るのは本当に至福。感心してばっかり。

指。ずっと小さいものを持ち続けてヤスリをかけたりすると、指の先が硬くなってきて、ものすごいホールド感を与えてくれる。ちょっとした手の広げ具合、握り具合で、ものと自分とのバランスがとれる。
手首。時計をしたまま作業してると、肩がこる。自由に動かないことが、こんなに自分の作業の効率をさげるのかと驚く。手のひらは、金槌を1週間も降り続ければ、豆になるところがかたくなって、ちょうどいい堅さで作業を助けてくれる。
細かい仕事において、爪の存在も忘れられない。爪は、時には細かい金属のノコ刃から指を守り、時には彫りたがねの調子を見るために傷をつけられたり、ガイドになって爪の先がぎざぎざになったり、細かい物と物を曲げたりするのに使われる。

なんで、こんなことを改めて振り返ったかというと、
スイス人の助手さんが、糸のこの使い方についてレクチャーをしているのを盗み見してたら、その人が、足を組んでやる糸のこなんて考えられない。姿勢が悪いのもダメ。体全体で緊張感をもって、切るべき道筋をちゃんとイメージしながら肩から腕を動かすべし。的な内容の話と実演をしていて、そのたち振る舞いと緊張感に感動したのです。それは、清らかで、きれいな時間でした。

実は、作業は、作業ではなく、手や脳みそとのコミュニケーションで、実はすごい緊張感をもってする仕事なんだと、改めて実感したというのが事実で。それをなんだか遠いことのように霞がかかって、うすらぼんやりとしか認識していなかったというのも事実で。
自分がいかに慣れで作業を進めていたのかが身にしみて、本当にショックでした。
こんな当たり前の事を今更思い起こすというか、自分が惰性で作業していた事に反省しました。

初心に帰る、よりかは、初心者以下という事。。。。



爪の先まで神経とがらせて、仕事してますか??



2007年11月16日金曜日

fall in love


ぼろすぎて人が住んでるとは気付かず、友達の家を探すこと約10分。
写真には写っていないが、1回は落書きだらけ。(よくいえばグラフィティなのか?)
13番地なんてなんだか不吉ね。って、13てピンクのスプレーでこんな大きく玄関に書かれても、なかなかそれが番地って気付かないですよ。
時折見慣れた大きさじゃないものに出くわすと、それが何だか理解するのに手間取ります。たとえば、トイレの流すスイッチ、たまに30センチ×20センチくらいの大きさ。スケール感が違いすぎてなかなかそれって気付かない。不思議。

話がそれましたが、わたくし、このクラシックな建物に恋してます。
1階はもはや人の住めない場所となり、2階から人が住んではいるけれど、2階は下からの冷気でやや寒い。中はみんな勝手にリフォームして、怪しげだったり、やたらカントリー調だったり。
一目見た瞬間、ここに住みたい!ってなったけど、いろいろ吟味した結果、やはり古い家は一長一短、とりあえず、今年の冬はひどくなりそうなので、暖房器具の整った寮生活で冬はしのぎます。
あ、ドイツの特徴 WG(ベーゲー)と呼ばれる、ルームシェア制度が確立してます。女の子同士だったり、男女ミックスだったり、それは色々なスタイルがありますが、例えば、半年留学で部屋を使わないので、その間誰か部屋を使いませんか、とか普通です。なんなら全部交換する?みたいな日本じゃ考えられないおおらかさです。大抵2・3人~5人で台所、トイレ共同、各個人は割と広い部屋(どんだけ小さくても6畳以上はあるかと。)を与えられて、みんなでシェアします。なので、家具は全部ついてて、決められた期間そこに着のみ着のまま行く感じの雰囲気。はっきりいって、ラフです。おおらかと言えばよく、おおざっぱと言えば悪くきこえますが、そんなざっくばらんな人たちと生活してます。お国柄かね。

2007年11月14日水曜日

website renewal


久々のこの肩こり、夜更かし、懐かしきAな生活♪
英語サイトの必要性に、websiteを簡潔に、わかりやすくリニューアルしました。
取り急ぎ、CSS使うか否かで迷い、今更テーブルフレームを多用してみました。至急だったので、英語もきちんと確認せず。今月中には何とかします。リンクもまだだし、みなさんごめんなさい。

今回初めて導入してみたDreamweaverのテンプレート機能。。便利すぎて涙がでそうでした。
ただ新し物好きにつられて買ったvistaに非対応のDreamwever8、こいつがvistaに超合わない感じがする。。。windowsヘルプが開けなかったのはどうやらこいつのせいらしく、adobeのウェブサイトでバグを直すプログラムがダウンロードできると知ったのは、たまたまネットサーフィンで乗りに乗っていたからで、もしそれがなかったらずっとそのままだったでしょう。
他にも相性悪いことありそげ、、、今はavastの具合がよろしくない。vista対応と書いてあるのに…avastまでDreamweverとvistaに関係して調子悪いんじゃないのかな。。色々トライしてみたが、まだしっくりこない。しょせん自分が初心者に毛が生えた程度なのだと痛感。
いずれにせよ、CS3が手に入れば8はお別れ。年内ゲットなるか~

2007年11月13日火曜日

このみのもんだい

建物の中身が好き。廃墟もすきだけど、この背骨の中にいるような建物を見るとわくわくします。この写真はベルリンの、オストバンホフ(東駅)。ドイツの古くからの駅舎は非常にかっこよいです。ドームってかんじで。
同じような理由で、小学校の体育館の天井や、有楽町の国際フォーラムとか、背骨、構造が見えてくると安心する。

何かが集合して密集してる感覚が自分を安心させるのかも。

構造が密集してる、例えば首都高の立体交差、みてるだけで大興奮 あの曲線と曲線が交差していく感じはたまらないけれど、大抵いつも運転手につき、写真が撮れずに残念な日々でした。
建設機械がたくさんいたりするとこも好き。道具がたくさん揃ってる場所、ホームセンターや人のアトリエも大好き。

突き詰めていくと、スーパーの陳列棚、書籍棚、ビーズ屋さん、煉瓦のぎっしりつまれた壁、細胞・・・何かが集合してできているものに異常な興味をしめしているような。。
そういえば作品もなにか小さなパーツが集まって形になるものに惹かれている。

女の子的編み物芸術、増殖芸術、、ひとくくりにされるのは癪だけど、そういう好みなんだから仕方ないよなあ。。。。。でもなんかげんなり。

2007年11月12日月曜日

上を向いて歩こう


週末にかけて知人に会うためにベルリンに赴いたら、初雪に出会いました。
前の日から凍るような風が吹きすさび、次の日は朝から、あめ→みぞれ→あられ→雪。
ドイツに来て初めての雪。
古い街並みに雪が積もっていく風景はなんだか素敵でした。特に、ヨーロッパの建物によくある、中庭(ドイツ語だとホーフ)にしんしんと雪がつもるあの感じは、ぼーっと台所に座りながらいつまでも眺めてしまいます。
ハレに帰る直前、友達の語学学校の打ち上げパーティーにお邪魔させていただいたところ、スペイン、イタリア、ブラジル、日本、中国とかなりインターナショナルな集まり。そんな中、中国人のオペラ歌手の卵の女の子が演じてくれたフィガロの結婚のワンシーンに感動しました。ベルリンにいると、すぐにアーティストに出会います。音楽、美術にかかわらず。
中にはどうしようもないのもいるんですが、その女の子はちゃんと勉強してきているだけあって、マンションの一室が、あっという間に恋心を唄うロマンチックなワンシーンに変身してしまったのでした。
音楽の心をわしづかみにする一瞬ってものすごいパワー。いつも感心します。
日本の歌も何か唄え~と、自分たちが何も日本の民謡やら長唄やら、トラディッショナルな歌を知らないことに気づき、すこし悲しくなりつつチョイスした、上を向いて歩こう


上をむいて 歩こう
涙がこぼれないように
思い出す 春の日
ひとりぼっちの夜

2007年11月9日金曜日

夢一夜


私はゴレンジャー的なものの、桃レンジャー。好きでなったわけじゃないらしい。無作為に桃レンジャーに抜擢され、地球の平和を守るため、悪の組織や怪獣と闘ってきた。
だがある時、必死で守り抜いてきた地球の平和を乱す、今世紀最大の悪が地球を覆った。一度は防衛に成功したものの、今度ばかりは本当になすすべがない。私は戦いから逃げたくて仕方なかった。ので、アルミ缶をばらして溶接しなおして、手紙をかくための平坦な板にしようとがんばって溶接をこころみた。が、うまくいかないので、私に「戦いにいかなくていいんですか」と笑顔で慰めにきた他人のもってたポテトチップスの袋に遺書を書いて、書き足りない分はそのお兄さんに言伝を頼んで、戦いにでた。
街はこの世の終わりだというのに避難しないで働いている人もいて、私がせんぞ忠告したにも関わらず、のうのうと暮らしている。私はうちひしがれながら非常事態のバリケードを顔パスで通過。今しんだら好きな人とも一生会えないな。ほんと悲しいな。と半泣きで向かうと、上空には核ミサイルまみれのたくさんの悪の塊。
ブルーとイエローは別の場所で戦ってるらしい。私はレッドと一緒にかないっこない相手にむかう。
途中から私はヤマタノオロチのもっとかっこ悪い感じの化け物に変身してしまい、(力がふくれあがりすぎた)レッドは超かっこいい獅子に変身、当然かないっこなく、二人はあっという間にやられてしまう。
まさに地球は滅亡するとこ。。。
すると突然、レッドが脱皮、なかからシシマルみたいなブルーの狛犬(うっすら半透明。唐草模様が体中にある)が現れる。
「うまそうだから食ったら俺は一段と強くなるんだが、、、」
とヤマタノオロチのかっこ悪いバージョンの私の死体をみて
「今回は仕方ない。。。。。。。」
「抜けろ!!!!」
と言った瞬間、
私はするっと脱皮して、顔が奈良 美智の絵みたいな、蛇(でも顔は超でかい)に変身する。というか生き返る。
そんで、スーパーサイヤ人的な強さを発揮し、悪を倒し、
好きな人とも再会し、地球は平穏を取り戻し、
闘ってよかった と 青空で夢は終わりました。

2007年11月8日木曜日

望郷


これは私の頭の中の妄想写真です。
平均気温10度を下回るようになったハレで生活せざるを得ない私は、
今日、
鍋かおでんが食べたくて食べたくて食べたくて食べたくて、1日中そのことばかり考えてました。
水炊き鍋、鶏肉、シイタケ、豆腐、ネギ、ポン酢!
おでんは、やっぱ上野の大多福にいきたいなあ。。。
突然広がった妄想はとめどなく私を支配して、なべ、ビール、飲み会、友達、と連鎖して私を日本へといざなうのです。
これが噂のホームシック?! 生まれて初めてですよ。まあそういえば、海外に1ヶ月半以上滞在するのはこれが初めてだけど。。今日一日はしゃべることも聞くこともめんどくさいっていうかなり怠慢な自分に出会うことになりました。
そもそもこの寒さがダメだと思う。しかも雨。しかも夜が長い。
ああ、おでん食べたい。

2007年11月7日水曜日

おつまみ ◎チコリー◎


ひさびさのヒット野菜。
Chicoree チコリーです。
小さな白菜のよう、スーパーマルクトで発見し、手に取った瞬間、こいつが美味しい事を確信するくらい、みずみずしく、私、おいしいよってチコリーが言ってました。メイドインドイツランドです。l
今が旬かどうかはしらないけれど、ドイツの野菜は旬がはっきりしてて、冬とかはあきらかに野菜が減るとのことでしたので、勝手にこれも今が食べごろなはず!と買ってかえりました。
洗ってから芯をとり、二、三枚むいて食べたところ、うまい!!!
すこし苦味があって、しゃきしゃきしてて・・・あ、これおしゃれ居酒屋さんでトマトサラダとかキャビア風のとかがのってる器になってるやつだ、と今更気づいたりして。

確実におつまみ 
にんにく 3かけ 好みの大きさに切る
バター バジル入りを選択、 なんでもいいと思う。
マッシュルーム 3個
チコリー 一株を縦に割って、またさらに半分 4つ切りにする。
全部をフライパンにいれて蓋して焼くのみ すぐに火がとおります。
適度な塩、胡椒をふって、完成。

絶品!!!!!

今回はごんぶとソーセージがかすむくらい、チコリーの圧勝。

2007年11月6日火曜日

treffen


金曜日の別れの挨拶は、
Schönes Wochenende!
よい週末を!
最近よい週末を過ごさせていただいてます。
週末はバイト、の日々が嘘のようにゆっくり時間は過ぎていきます。
ネイティブアメリカンの料理パーティー、ほんとにおいしくて感動しました。
誰かに作ってもらう料理は大抵おいしい。
このアパートの外見はまるでホーンテッドマンション、中は超暖かくてかわいくてドラマにでてくるワンシーン、、、
マンボウの話をしたらその場にいる半数以下しかマンボウ知らなくてがっかりしました。
イカを話すのに単語がわからないので図解で説明、イカ描くのうまいね~ってほめられました。苦笑

今日は朝から霧におおわれたハレは、冬でした。
突然気温がさがり、外に出るにもジャケットはおらないとしんどいくらいの寒さ。
昼過ぎに突然クラスメートと、海外からみた自分の国、いいとこ悪いとこ発表大会は、かなりボーダーレスで有意義なディベートでした。
国を越えて、時間を超えて、誰かとライブに出会ってる感じは私のハートを揺さぶります!
その瞬間、一緒になれる感覚、うーん プライスレス!

2007年11月5日月曜日

贅肉


日本は今値上がりラッシュだそうで。新興国の消費拡大、小麦等穀物、バイオエタノール、ガソリン、電気、ガス、金属、全部が一気に値上がって、家計を圧迫している驚愕の事実、、、

ハレ、パスタ500グラム0.3€。生ハム、1.5€。ビール500ml 0.5€。全部買っても2.3€。
2.3×167円=384.1円・・・・

住居  場所にもよるが、50平米、トイレお風呂別、リビング、ベッドルーム、台所、冷蔵庫付きで1か月300€。もう少し高くても400~500€。

日本人は勤勉で、よく働き、責任感も強く、素晴らしい国だというのに、どうしていっつも大変なんでしょうか。
働けど働けど、生活がままならず、子供も産むことさえためらわれる昨今の日本を外から眺めると、本当に不思議でなりません。

ここはみんな適当に働いて、ゆっくり昼御飯を食べ、土日は完全に休日で、みんな散歩したり道端で落ち葉とたわむれたりしてます。太陽が出てくると突然人間もわらわらと外にでてきて、雨だとなんだか人の数が少ないです。
学生なのに妊娠しちゃって、産休とって、生んだ後復学して、、、
突然普通の昼御飯なのにろうそくをたくさんともして、きれいねって言われたり
飲もうよって言ったのに雨だからやっぱやめるとか 連絡がすごい後できたり
お茶しましょっていって大量に紅茶をいれて突然ティーパーティーが始まったり

日本にいたころ。朝から晩まで働いて、満員電車にぎゅうぎゅうおされて1時間も電車に乗って、ヘトヘトになって眠って 次の日の朝もまた同じことの繰り返しで、、、制作に没頭してても時間を気にして、周りを気にして、途中でやめて次の仕事に向かう・・・・
夜は楽しんでも次の日の予定を考えて計画たてて・・・・・
どこか展覧会いこう、じゃあいつがいいかな。忙しくて今週は全然無理だな。。時間が割けないな、、、
考え方がね、非生産的ですね。
いくらお金を稼いでも、毎日が忙しくても、
全然心に良くない生活の繰り返し、
結構私は人生楽しんでたつもりだったけど、振り返るとかなりハードな感じだな。と。 

本当に必要な事ってそんなにたくさんないんだなと思います。
とりあえず、必要最低限の食事、睡眠。あとはカバン一個くらいの荷物。そっからどんだけ着ぶくれしていくのかはその人の取捨選択で、
少なくとも今の私は割とすっきりしてます。

ただ、、いっつも日本帰るとまたがんがらじめになるのは仕方ないのかしら。。。

以前、おばあさんで、日本の持ち家にある自分の荷物は本のみで、それ以外はスーツケース一個に入る物だけっていう人の特集をテレビでみたことがあった。その時は不思議に感じたけど、今ならその人の気持ちがよくわかる。
自分はいらないものばっかり持ち歩いてるなあ。。。



2007年11月3日土曜日

廃墟


1棟まるまる廃墟です。
遺跡級の迫力。そしてその奥にみえる同じマンションもすでに廃墟。その奥のも廃墟・・・・
この手前はショッピングセンターで人でにぎわってます。このギャップ、存在感、圧倒的です。世界遺産的な。感動。
ではなぜ、ここまで大きな建物が廃墟なのか。
ハレは昔から製塩業で栄えており、塩がそれほどの価値をもたなくなった後、工業地帯として栄えだし、労働者が一気にハレに増えたそうな。
その人たちの住居のために70~80年代ごろ公団住宅的な規模の団地群が、町から少し離れたところに大量に建てられたのでした。
が、しかし。ベルリンの壁の崩壊、東西ドイツ統合の結果、ハレは工業地帯ではなくなってしまい、労働者も一部以外はハレを去り、大量の住居が余る結果になりました。
古きを大事にするドイツ人たちは、この日本じゃよくみかける作りの団地を「醜い」と嫌い、頑張って街中のぼろぼろのレンガ造りの家を改修を重ねて住むので、ハレ中心地から西、ノイエシュタッドらへんは今や廃墟マンションだらけ。治安もあまりよくない、とのこと。
解体をしない理由?は不明、、、1棟は爆破解体したそうなのですが、(見たかった!)個人的予想は予算の都合と、あとアスベスト被害なのでは?と思ってます。ヨーロッパは今深刻なアスベスト被害にみまわれていて、ハレなんて工業地帯だったから、おじいさんおばあさん世代はアスベスト患者いるんじゃないかな。。。自分も他人ごとではないので、解体現場近くの時は息止めたりしてます。そんなんで防げないとは思うけどね。気持ち。

2007年11月2日金曜日

偶然=必然Ⅱ


偶然だとは思えない出会いがまた起こったりするのは、もはや偶然じゃないのか?

初心者ドイツ語コースで一緒のUSA出身のケーラちゃんと楽しくアメリカと日本の有毒生物について語った帰り道、英語で和気あいあいと話に花が咲いていたその時、偶然帰り道で通りがかったクラスメート、アンジェラ(USA出身、ドイツにも居住経験ありなのでドイツ語はネイティブ並み)が英語に反応し、近づいてきたら私だったので、なーんだー的な感じで会話に参加。

そういやこちらはケーラちゃんでUSA出身なんだよ~と紹介後、英語ネイティブ同士のリズミカルな会話が始まり、お互いのドイツ歴に話がおよんだところで、突然同じ人物の名前が二人から飛び出し、、、なんと二人は共通の友人を持ってたのです(しかもハレじゃなくてマグデブルクに)。

二人は同じUSA出身といえども、場所も全然違う、学校も境遇も全然違うところからハレにたまたま来ていて、二人の知っていた友人もたまたま語学学校で一緒に先生してた、とか母親の知り合いで、とかそんななんの共通項ももたなさそうなのに、つながってた事に一同大感動。

ちょっと前までしていた、

ーーーUSAってね、ほんと広いよ。飛行機ではじからはじまで国内だけで7時間かかるもん。ええ~人口は?わかんない、何億?日本は?二億くらいかな~エストニアは?だってヴァージニア州だけでこんなにいるんだよ~とか世界の人口についての討論が一気にかすむ、

「What a small world!」

心機一転


ビザを無事取得完了しました!朝6時すぎに家を出発し朝やけとドイツ語堪能なOさんと共に外人局へ。さまざまな国籍の方々が檻のようなところに並んで順番待ちをしている中、やんややんやとあーでもないこーでもないと書類を仕上げ、怖いおばちゃん審査官みたいのを突破しながらようやく出会えたルリポップさんは、やさしい雰囲気をかもしだしながらあっさり私にビザをくれました。(大抵は鬼のように怖い人だらけらしい。)
拍子抜けするくらいあっさりともらえたビザ、
これであと1年間、バイトだってできるし 大手をふって街を歩けるってもんですよ!このためにどんだけ時間をさいて書類とか揃えたか。。。Oさんありがとう。
そしてこのタイミングで、私のマイバッグ、アメリカ産がチャックごと外れて、使い物にならなくなってしまいました。(正確に言うと、アメリカブランド、中国産)一緒に海を渡って連れてきたのに。。。。普段使いのバックが使えないとなっては自転車生活もろもろに差支えがあるので、ドイツ産のウォータープルーフ何でも入るバックを買ってしまいました。
アメリカ→ドイツ 役目を終えて次にバトンを渡してくれたのね。 ドイツ産は長持ちしてくれるかな~ どんどんバッグの大きさがでかくなってるのはO型だからか?たぶん2歳児くらいまでなら入れることが可能です。一番そばにいた持ち物が変わるのはなんだか大切な人が変わっちゃうようで、さみしい気持と新しいどきどきで空気まで変わるような気になったり。今日は記念日だな。

2007年11月1日木曜日

ほんやくこんにゃく



作品の説明をするとき、こうしたいと伝えたいとき、友達とのむとき、ほんやくこんにゃくがあればいいな~とよく思う。相手の考えてること、自分の微妙なニュアンス、全部通じてざっくばらんに話せればいいのに。と。

多分今の私は、

ワターシ ココニ イキーマシータア

ドコーセンタッキーハ デースカー

的な人!きゃあ~

よく、どこにいっても英語が通じるから、挨拶も全部英語で通そうとする人がいます。でもなんだかそれじゃ味気なく、おしゃべりな私はやっぱその人たちのネイティブで触れ合いたかったりして。

で、そこでほんやくこんにゃくがあったら・・・って思うんですが、、、なんか聞きたくないことも、わかりたくないことも、すべてわかっちゃうような気がして、やっぱほんやくこんにゃくいらないや~って思うんです。言葉がいくら通じてもわかりあえない人(絶対周りにそういう人いる)だっていて、言葉が全然通じなくても、なんだかタイミングが妙にあって意気投合する人(よく飲む人結構そう 笑)もいる。コミュニケーションてなかなかうまく言葉や文章で表現できないお互いの間とか、呼吸とか、そのときの気分とか、そういうふとしたところに複雑かつ単純なモジャモジャのなかでうまく道をつくってくんだな。と強く思うわけです。言葉が通じないから、一生懸命単語を並べて、その並んだ単語を聞いたり、その人自身の今までの長い時間を想像して、言葉が通じないからこそお互いの交流は深まることもあるわけで。ダイレクト!な、ライブ!な感じが、会話において非常に重要だとおもうわけですね。
まあ、とはいっても、その意気投合した人ともっとしゃべりたいので、私は一つ一つ単語を脳みそに詰め込んで、交流を深めるわけです。 最も、欲張りなのでやっぱりいきなりしゃべれるようになんないかな~とほんやくこんにゃくを憂うことも多々あったりして。どっちやねん。