2007年12月28日金曜日

workaholic


1週間作業をせず、旅行と療養をしていると、夢で作業してたり。
手を動かしていないとなんだか不安になる自分に気付いて、これではいかん、と今日はお友達の卒業制作のお手伝いにいそしみました。
学校は完全にクリスマス休暇で使えないので、自分の作業はできずとも、革を縫い続ける作業はかなりフラストレーションを解消するいい時間で、脳内アドレナリンがでまくった気がします。満足満足!
って言ってたら、ワーカホリックだねって言われました。そうなのかな。。
遊んだら、働きたくなる。
働いたら遊びたくなる。ずっと遊びたいけど、ずっと遊びじゃつまらない。そりゃあ忘年会だって新年会だって行きたいですけど!とりあえず完全クリスマス休暇のヨーロッパじゃすることもないので、働きたいじゃないですか。

2007年12月26日水曜日

真冬の昼の出来事


遊びすぎか、なんだか体調がすぐれず体を休ませていた今日。
ご飯を食べようと食事の支度をはじめたら、ごみ箱しかも生ごみの方が満杯になっていることに気づき、どこかへ長期旅行にでるくせに片づけていかないルームメイトに怒り心頭で、ごみをいらいらしながら外に置きに行った後ろで、、「パタン」とオートロックのドアのしまる音。
えっ!鍵持ってない!ドアは押せども引けどもうんともせず。
がーーーーーん 締め出された。。。
真冬、クリスマス、半そで、スリッパ・・・・ 休日、誰もいない、鍋火にかけっぱなし!!!
デンジャー!
急いでハウスマイスターのところに走っていくも、当然クリスマス休暇につきいない。
おや、隣の棟の寮生がご飯を食べている。もうここに頼むしかない。だって他の人はみんな実家に帰ってるんだもの。
真冬に半そでの私の様子をみて、みんな分かってくれたみたいで、暖かく迎え入れてくれ、着るもの、靴まで貸してくれました。その後、なんとかして開けようと試みてくれた寮生が持ってきたものはCDでした。CD?なんに使うんだ?どうやらそれをてこ代わりにして、ドアを開けようとのことらしい。いや、絶対無理でしょう。もう一人の子は、ドライバーを持ってきてくれて、これは正解。でもほんのり縦にあいた窓にはなすすべもなく、ぐつぐつ鍋は煮えている。このままじゃやばい。。
インターネットで鍵をあける業者を調べて呼んでくれ、と頼んで、電話してくれたのは本当にありがたいですが、なぜ高いから、という理由で私に聞かずに断るわけ?!火事になるよ~
100ユーロもするんだよ。って言われても、火事になるよかましですから!
なぜか3回くらい別の業者に電話するも、私がそれでいいといっているのに、高いから。と断る。
そしたら、突然、鍋を火にかけてるんだったら、火事になる手前だから、消防車を呼ぼう!という話に、、、まてまて、そんなおおごと?!消防車はタダだから!いやいや!
ってあれよあれよというまに消防車、待つこと10分、超でっかい消防車におっさんが10人くらい乗り込んで来て、私の家の鍵をあけるのに大騒動。
特殊な工具で私の窓を無事開けて、ようやく家に帰ることができました。
鍋は半分ケシズミ状態。消防士さんの何人かはアルコールくさかった。そりゃそうだよ。クリスマスに、ごめんなさい。私の不注意でごめんなさい。
メリークリスマス
メリークリスマス

メリークリスマス!


約1週間のハレ→ベルリン小旅行、夢だったのかなっていうくらい今となっては過去の事になってしまってさびしいかぎり。
凍るような気温の中で自転車こいだベルリンは、ドイツらしく常に曇天の空でした。テレビ塔も先まで見えず、丸い部分さえ見えないときだってあったり。
初オペラ、ベルリン国立歌劇場はフィガロの結婚。最前列、82ユーロの席が、学生割引でなんと20ユーロで観覧することができ、目の前で生のオーケストラが音楽を奏で、生のオペラ歌手が唄う迫力はすごい感動でした。
クリスマスマーケットではグリューワインを飲み、アイスバインを食べ、ソーセージをほおばり、レストランではシュニッツェルを頼んで、ほぼ初めてといっていいくらいの、theドイツ旅行。驚いたのは、結構ドイツ語が旅行に差支えない程度通じるようになってたこと。3か月の努力は無駄じゃなかった!と感動しつつ、ドイツ語しゃべることにより、より親切度が増すドイツで色々と満喫できる結果になりました。
クリスマスにはギョーザパーティーにもお邪魔させてもらったりして、ほんと、超感謝。
帰ってきたハレは突き抜けるような青空でした。
あんなににぎわっていたクリスマスマーケットは影も形もなくなって、どこのお店も閉まっていて、礼拝帰りのおばちゃんたちがトラムを待つくらいしか人影はありませんでした。
メリークリスマス
メリークリスマス

2007年12月18日火曜日

デストロイヤー


平均気温が1度とか、-1度になった今日この頃、気づいたら公園の池も凍ってました。天然の氷は生まれて初めて、一気にテンションがあがりまくってしまいました。
このところの不幸続きに少しめげつつも、まあもうそろそろあがるころかな、と楽観思考でいたというのに・・・
突然アトリエに帰ってきた友達は、冷蔵庫を蹴り飛ばし、金槌で机をたたき、大声で汚いののしり言葉を連発、暴れまくって、何事かと思いきや、まあ聞いた話なんで何とも言えないですが、「シャイセ展覧会のためのシャイセミーティングで、シャイセガールがシャイセな質問をずっとしつづけて私が質問したかったのに1時間も待たされたの!!!!シャイセ~シャイセー!!」という事がそんなに彼女を怒らせてしまったそうです。
100人にスイッチ持たせてアンケート取っても、たぶん80人以上が「そんなに怒らなくてもよい」にスイッチおすとおもうよ。
もうやだなあ。子供かよ。しかもしつこい。ずっと怒っている。
そしたらいきなり腹減った。といいだす。angry and hungry か。的な韻を踏みつつ じゃあインスタントヌードルあげるから落ち着いて、といって私の大事な食料を分け与えてやったにもかかわらず、1つじゃ足りない大食いレディーは私の分まで半分たいらげ、私に向って、「あなた食べ過ぎよ」
はあ?頭おかしいのか?どうやら本気で頭がおかしいらしい。思い込んだらそう見える、おばさん思考のようで、自分に非があることはすべて他人のせいになるようにできているらしい。
あげくのはて私の机に来て、これはよくない、これは駄目だと意味不明なだめだしが始まり、お前の作品もっかい見直してから来いよって超おもいましたが、同じ土俵でしゃべることすら無駄なことに気づき、いいから早く帰ってご飯食べなよ。と、落ち着いて聞いたら厭味なアドバイスをして帰らせました。
どうやったらあんな人間が育つのだろうか。。と、留学生国際会議を開いてみましたが、たぶん親がダメなんだろう、という結論に落ち着いてしまいました。ちゃんちゃん

2007年12月16日日曜日

線路は続くよどこまでも


鉄道マニアでは全然ないですけど、線路がたくさん並んでるのみるとわくわくします。

今週末は、クリスマスを控えた第三週。そこかしこですぐそこに迫ったクリスマスをお祝いしています。

普段通いなれた場所をみても最近は随分慣れてぐっとハートに来ない。
でもやっぱり新しい場所はあるもので、いろんなパーティー会場への道すがら、発見はまだまだつきないな、と実感します。こればっかりは住んでみないとわからない感覚。
そういえば来る前は、やれ銀行だの、やれビザだの、手続きのことばっかり心配してたな
今はだんだんと言葉や生活に慣れ、逆にいろんな人の性格や趣向もはっきりわかってきて、それがめんどくさい事にもなりかねないのが一番めんどくさいかんじ。
めんどくさいってほんと的確な言葉で、本当にめんどくさい人っているもんだな と痛感します。
それは国境も超えて、何もかもを超越して、めんどくさい。
めんどくさい問題は終わらない線路のように、常に人生につきまとってくることにあきらめつつ、めんどくさい人生を一生懸命走るしかない自分も認めるしかないっちゅうか。そんなこんなでのらりくらりと。口は災いのもとだけど、しゃべらないと始まらないし、終わらないこともあるし。
無口が美学だなんて認められないね。無口には憧れあるけどさ。

2007年12月14日金曜日

えっと

逮捕されました。
飲酒自転車運転で。
ははは
10ユーロ罰金でした。
ふーって息はくやつやったよドイツでも♪
終わった後あまりのくだらなさに笑いました。
そりゃそうだよ
今学期のお祝いパーティーだもの
すごい人いっぱいいたもの
酒だって飲んだもの
踊りまくったもの
あああああああああ!!!!!
シャイセーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!

2007年12月13日木曜日

空をあおいで


なんでもやりゃあいいってもんじゃないのはわかってるけれど、二の足を踏んでなんにもできないのは間違っている。
優先順位の問題で、
仕事があるから、
勉強したいから、
遊びたいから、
その時、何を優先順位にするかで人生すべてが決まってくると考えてもよく、
結局今のところ優先順位は、
考えたことを形にすること。
ああ、みんな おらに元気をわけてくれ

2007年12月11日火曜日

心のうた


買いたいものがみつからない

銅の針金がみつからない
ちょうどいい太さの白くてかっこいい紐もみつからない
0.1ミリ単位のドリル刃もみつからない
ステンレス線もみつからない

買いたいものがみつからない

そうだよ 茨城で何もみつからないのとおんなじだ
ジョイ本をのぞいて

買いたいものがみつからない

わかってるさ あきらめればいいってことくらい
だってここはハレなんだから
だってここには東急ハンズじゃないんだから
でも買いたいんだよ
それがあれば便利なんだよ

買いたいものがみつからない
買いたいものがみつからない

建物が死んだら2

2007年12月10日月曜日

たよられしごと


「私、明後日プレゼンなの。
ジュエリーつくったことないんだけどこれ(陶器の小さなピース)をブローチにしなくちゃだめなの。」

と言われたのは昨日

頼られたら嫌とはいえないこの性格、久々に時間に追われながら毛穴の中まで気を張って作業するはめに

途中何度もなんでこんな一生懸命他人のプレゼンのために貴重な時間をさいているんだ。。私、忙しいの。と言われましても、いや、あなただけじゃないから。忙しいの。これだから欧米人は 怒 と何度もやってくる苛立ちを抑えつつ 作業している間にどんどんのめりこみ、熱中。
終わる頃には素晴らしい達成感につつまれ、アドレナリンでまくりでした。
次の事を常に頭にいれながら関門をひとつづつ突破していくあの感じ、最高にわくわくします。
やっぱりこちとら、趣味で作品作ってるわけじゃないんで相当本気ですよ。
みんな手作りのものって簡単だと思ってますけどね。大変なんですよ。

うん わかってもらえればそれでいいの。それがなによりなの。

2007年12月9日日曜日

猫背な目線


なんもしたくないときってどうしようもないくらい鬱
でも何かしなきゃっていう焦燥感だけはあるので、むりやりしらべ物をしたり、外に出てみたり
歩きだしちゃえばどうってことないのに なにが私を引き止めているのやら
楽しい床を発見しました。
幸せな床
お正月にチュニジア行きます。
予定。
チケットとれるのかしら・・・

2007年12月8日土曜日

工房めぐり


人の工房を見るのはなんて楽しいんでしょう。今回は、Burgから歩いて数分のところにある、アンさんのアトリエにお邪魔しました。ここはアパートメントの1階で、現在はブルグ卒業生の二人と、現役生徒、今年卒業の一人、計3人で共同アトリエを維持しているそうです。
道具が、そっくりそのまま学校の設備を小さくした感じで、やっぱり学んだ場所に踏襲するのはどこの国でも一緒だな、と感じました。
台所と、共同トイレがついてお値段は・・・高校生が週二でファミレスでバイトして1ヶ月で稼げるくらいの値段。
それを3人で割るんですから、超激安。びっくりしすぎて大変でした。しかも床は超頑丈でびくともせず、大工さんからもらったおさがりという超頑丈でかっこいい机もしっかりと床に根をおろしていました。工具もかなりしっかりとそろえてあって、それもまたおさがりだったり、昔から使われている味のある、でも精度はまだまだ維持できるものばかり。糸のこもかなりオールドスタイルの超オシャレなのがあって、大興奮!そういや、なんかゼットソーみたいなのこぎりあるなあ。とつぶやいていたら、日本語で、刃にゼットソーって書いてありました。日本の道具は定評があるらしく、ヨーロッパにも多数輸入されていて、おもいっきり日本語しか書かれていなくても、専門店などで売られているそうな。「ナンバー1焼き入れ済み」って書いてあるノミとか。おお!絶対ナンバー1じゃないでしょ!って突っ込みたくなるできの甘さにびっくりすることもあったりなかったり。
作品も昔から今までのを丁寧に見せていただき、楽しかったです。
こんなにアトリエがいい雰囲気で、安くて、使い勝手いいならほんと、ヨーロッパで制作したいと心から思いました。が、道具や素材は日本の方がよっぽど手に入りやすく、プロフェッショナルな職人さんも多いので、そこは日本も捨てがたく。ああ、いいとこどりができればよいのに。

2007年12月6日木曜日

ハレについて


江戸時代、長雨が続いたあと天気が回復し、晴れ間がさしたような日のことのみ、「晴れ」としたそうな。いい話だ。超実感。確かに、ここドイツの冬、曇り続きの後の晴れは、まさしくハレだよ。

見事なまでの曇り続きの毎日に、時折やってくるスカーンと抜けるような青空。1日中晴れなんてことはめったになくて、こんな天気でも午後には曇って夜には雨降る、的な天気の繰り返し。

そりゃあ鬱な気持にもなっちゃうよね。youtubeだってはしごしちゃうよね。
夜は飲みすぎちゃうよね。

こんなに天候に左右されるとは、というくらい冴えない天気や気候です。 こればかりはちょっとドイツ失敗!って思うくらい最初はめげてました。が、まあ慣れました。

日が短いことに対する対策としては、15時くらいから、時計を見るのをやめる。それくらいから日が暮れ始めるので、そこをあえて見ないようにすると、気づくと19時位になってて、おやおや、もう19時か~そりゃ暗いよな。と、暗いことに諦めがつく。これが16時くらいで真っ暗なことに気づくと、なんだかとてもめげる。

あとは雨対策と、ちょっとした日光浴さえ忘れなければ、なんとかなります。

ほんと、太陽のめぐみは素晴らしい。

2007年12月5日水曜日

youtube談義

日本にいたときは、まるで縁のなかった動画サイトが、こんなに自分の心をいやしてくれるとは・・・こっちに来てる日本人と話をすると、なんとまあ、youtubeユーザーの多いこと多いこと。yahooニュースの芸能情報、下手したら日本にいる人よりも知ってるんじゃないか、っていう人もいます。

普段、外国の人に囲まれて外国語ばっかり話していると、日本語、特にお笑いに恋い焦がれるようで、私もその中の一員になり、夜はネットをサーフィンしまくり。テレビがないだけに、なんだか誰かが勝手にしゃべってる雰囲気が欲しい。そんなかんじで新旧お笑い適当ピックアップ&流しながら他の事する。的なテレビ的存在が、このyoutubeやらニコニコ動画だったりして。

BIG3なんて、発見するまでとっくに忘れてたよ。みてたら、小学生の自分がリアルタイムでよみがえりました。あの頃、お正月がいやでいやで仕方なかった。朝から晩まで似たような番組で、普段見てるようなアニメやドラマやってないし。父はごろごろしてるし。なんかゴルフ番組見てへらへらしてるし。って、これじゃん!逸見さんじゃん!あっ名ばかりのうちの教授もいる!
あの頃は幸せだったな~もっと時間がゆっくり流れてたな。お正月も、ひまでひまでしょうがなかったな。でも、ゆるーくてとってもホンワカ時間が過ぎていた気がする。
殺人事件とか起きると、次の日みんなその話してたりして。今や毎日のように殺人事件だもんね。

そういえばプレゼンした後、ドイツ人の友人が「東京ってすごくたくさん人が集まってるのに、平和な理由がわからない。普通、それだけの人が集まったらもっと危険なはず」って言ってたな。確かに、あんだけ人が集まって、夜中に電車が満員になる国ってなかなかないかもしれない。なのに、割と平和。(そりゃ危険がないわけではないが。)人が小さいとか、住むとこが狭いとか、そんな理由だけじゃなくて、本当に国民性が存在するならば、まさしくそこが原因なのかしら。
なんていうか、根拠のない平和、っていう感覚

でもきりがないので、ネットサーファーもそろそろ引退せねば。うむ~中毒起きそう・・・

2007年12月2日日曜日

夢をつくる人たちへ


ヨーロッパもクリスマス一色。12月はもう、クリスマスへのカウントダウンで街中浮足立ってます。
ヨーロッパの人々は、クリスマス=宗教の1大イベント(まあ日本が特殊か。)なので、みんな本腰入れて祝います。ここ、ハレも例外なくクリスマスで大盛り上がり。街中には移動観覧車がくるくる回り、街のいたるところでホットワインや食べ物、クリスマス用のリースが売られ、スーパーでさえも、クリスマス用お菓子やお酒コーナーがどーんと広がっています。
去年の今頃、(去年だけじゃないけど 笑)日本でクリスマスを飾りつけまくってた過去がありありと思いだされ、街中のクリスマス装飾を見るたびに、ああ、こういうとこはガンタッカー使うのね、結束なつかし~、LEDか~、高所作業車は何時頃でてるんだろ?とか、そういうところにばっかり目がいっちゃって、なんだか苦笑い。
ポケットの中に、結束のごみがはいってるんじゃないか、とポケットに無意識に手をつっこんでみたりして。
今頃日本でみんなは必死に寝ないでクリスマス作ってんだな~と思いながら、ふとその話を友人にしたら、
「すごいじゃん、みんなの夢をつくってたんだね!」
って言ってくれました。
夢をつくる人か。なんかいいな。
それこそバイトの身だったけど、あの達成感とか義務感とかは、かけがえのない経験で、私を少しずつ成長させてくれた気がします。
夢つくってる人たち、体こわさないでね!

鎮火


ついつい怒りにまかせてつまらぬものをきってしまった・・・
気持ちをきりかえ!
我がSchmuckコースの、教授、ダニエルクルーガー氏のケラミックのみの展覧会が、Halle、ノイエレジデンスで始まりました。
前々から、クルーガー教授がジュエリー以外に陶器もやっていることは、かねがね聞いていたのですが、ハレでは今回が初めての展覧会になるとのこと、オープニングパーティーには金持ちそうな方々がずらっと黒い服に身を包み、金銀の宝飾をアクセントに着飾っていました。紫のダウンに、レオパード柄のパンツは私です。すみません。うっかりでした。でも学生はみんなラフだったので、ほっと一安心。
さて、作品ですが、現代彫刻と言えば、彫刻なのですが、見てる側に何かを強要しない、素敵なハイセンスなオブジェが並んでました。率直に言って、久々に、楽しく展示を見ることができました。ほとんどの作品が磁器でできていて、モチーフは、骨、海綿体、皿やつぼ、そういったものが組み合わさって、気持ち悪くなる三歩手前くらいでかわいい、ちょうど良いバランスで彫刻になっているかんじで。
全然意味がわからなくてもかまわないぜ!楽しんでくれ!っていう投げてくるバランスが心にヒット!でした。いやいや、60歳近くなってなお、この雰囲気、清潔感、ウィット感、感服いたしました。

2007年11月30日金曜日

やつあたり

なんでスカイプ新しくしたとたん、バグるんだ!

バグを直すための最新バージョンじゃないのか?!

スカイプ、ニューバージョンにしないと、バグが起きるとか言われて、新しくしたとたんに、IE7がフリーズして動かなくなり。最近のイライラが私を駆り立てる、、、とりあえず、むかつくまんまスカイプをアンインストール。その後再インストールしたらなぜかなおった。いらいら。
この寮でのネット接続だと、avastとの相性が悪くて、エラー表示がでまくるので、自力で更新しなければならない。学校接続だと勝手にやってくれる。これは寮の接続とうまくいってない感じだ。面倒なんだよいちいち。いらいら。
Vistaでプレゼンしようとしたら、この新しいinspiron1520の画面が横長なため、プロジェクターでは妙に縦長に圧縮されて表示される。おかげで画面を横長に引き延ばして解像度下げて見にくいし、使いにくい。いらいら。
vistaに正式対応してないイラレ10とかDW8、それに伴うファイルが消せない、上書き保存できない、ふぁっキュー!何回再起動しながら消せばいいんだよっ!いらいら。
VISTA!!! そりゃさ、エアロとかさ、いいよ。なんかさ、ちょっと透明感があってさ、近未来っぽいしさ、ガジェットとかさ、マックユーザーとかがみてもさ、よくちゃんと動いてるねって感動してくれるよ。

あああああああああ!!!でもでもでも!!!!!

最近のいろんないらいらにさ、拍車がかかるんだよ!!!

もっと仕事しろ!

片づけろ!

言葉に気をつけろ!

空気よめ!


シャイセーーーーーーーー!!!!!!!!

2007年11月29日木曜日

感想


日本人からみた日本、在日からみた日本、外国の人からみた日本、結局どれも一緒じゃないわけで。世の中の定規は自分の中に各々存在することを強く感じました。

何かを訳すときも、説明する時も、必ず自分の定規をもって測るわけで(むしろそれしかない)、やたら客観性を求めればもとめるほど、自分の主観を模索していく結果になるというか。

経験がいろいろ後押ししてくれつつも、全然自分が足りないことに愕然とし。

よーし働くぞ~!!

2007年11月27日火曜日

単純なはずが


明後日プレゼン!
なんと、自分の作品と、芸大について。

英語とドイツ語~気が狂いそうだ~
ただでさえ説明の難しい作品についてのプレゼン
ドイツ人に分かってもらうための芸大の説明、
加えて日本の文化の簡単な紹介。。。

なんで侍は今の時代にいないんだ~
いたほうがよっぽど説明が楽なのに

下手にアメリカナイズされた日本の文化を伝えることがこれほど困難きわまるとは。。

膨大な写真の整理と、複雑に入り組んだシステムを少しずつわかりやすくしていく作業は、

まったくもって 複雑です。

2007年11月26日月曜日

ものおもい


友人からのメール、
「したいけど、出来ない。
できるけど、したくない。」
ゲーテ、格言と反省より。
そこで、ウィキ検索、
「花を与えるのは自然、編んで花輪にするのは芸術」
ゲーテ、詩集より。
ああ、言いえて妙。でもそんなに割り切れない。

2007年11月25日日曜日

ブレーメン


海外留学生を対象とした、学校のプログラムで、なぜかハレからバスで4時間半以上もかかる、Bremen(ブレーメン)と、その近くの、Worpswede(ヴォルプスヴェーデ)へ行ってきました。

朝の6時発、夜の11時着、という強硬日帰りプログラム、ランチも晩御飯もでない、この不思議な勝手にしろよ旅行は、あわただしく過ぎました。

何の前情報もなく、Worpswedeへ。ヴォルプスヴェーデは、地球の歩き方によると、「森と林に囲まれた芸術家の村」らしい。ガイドさんの説明によると、もともと沼地だったこの地一帯と丘を整備して、人が住めるようになり、そこに芸術家が集まり始めて、今でもなお芸術家が住んで、制作を続けてる世界でも希少価値のある場所、とのこと。レンガ造りの小さなアトリエや家が並び、森林の中にぽつぽつと佇む雰囲気はよかったですが、だからといって、芸術ってなんなのさ、とぶつぶつ文句の一つもいいたくなるような、地域の町おこし的のりを感じてしまってちょっと興ざめするシーンもあったりして。まあ、ビジネスにするためには仕方ないのかもしれないけれど、これを芸術だ~この雰囲気がKunstだ~って、ちょっとちょっと、と眉をひそめるようなおばちゃんのりの広報活動が見え隠れして、ここが世界に誇るドイツの芸術の一端だなんて言われちゃうと、ドイツ大丈夫か?!といらぬ心配をしたり。笑

そそくさとブレーメンに移動、何か寝不足のせいか、ハーメルンの笛吹きとごっちゃになって、あれ?この銅像ってなんだ??と、ああ、物語も場所も違うじゃないか。あれ?ブレーメンの音楽隊って4匹だったっけ?この浅はかな中途半端な知識は、感動を手助けしてくれず、みんなが歓声をあげてこの銅像を囲む中、なんだかぽかんとしていた自分がいました。

建物は、ゴシック的なかなりデコラティブでごてごてしてて、結構見ごたえあり。しかもクリスマスを控え、土曜日の今日はかなりの人出。みんなプレゼントを探してるのか、小さな工房のウィンドウに並ぶ小物やジュエリーを必死に吟味している人たちも見かけました。ただ、ブレーメンの滞在時間、およそ3時間。うち、強制的に連れて行かれた美術館が1時間。あまりの極寒に外を歩くことすらためらわれ、1時間のティータイム、さらっと中心地を行進し、短い旅は終りを告げました。

結局移動時間が約10時間!そこまでしてブレーメン行きを企画する理由がよくわからなかったけれど、私はあんまり観光むいてないな。と心から実感できました。

2007年11月24日土曜日

立ち止まって


ふと振り返る自分の足跡、明日は相変わらずよくわからないけれど、いらいらしても、楽しくても、寝て起きたら1日年をとってるわけで。ふと去年の今日を思い出したり、来年の今を思ったり。

ようやく地に足がつき始めた。そんな気がした昨日今日。

2007年11月22日木曜日


何気ない景色に心奪われることもまだまだあって、いつまでこのツーリスト気分がつづくのやら、
海外に暮らして日本の良さを実感しつつ、昨日は初めて日本料理に手を出してしまいました。
といってもニュウメン。にゅうめんって知らない人もたくさんいるんですが、奈良にはちょこちょこにゅうめんがあって、平たく言えば、そうめんの温かいバージョンがにゅうめん。ニュウメン好きな私は、食べ終わった後だしの味をかみしめながら、心の底から「ほっ」と一息ついたのでした。
最近食べ物ネタが多い気がするのは、人間、衣食住の食と住が超大事だと感じるから。
特に元気の素は食から始まると思いますね。
ドイツに来て、なれない時差と、なれない食環境と、なれないスーパーマーケットのせいでいつ食べたらいいかわからず飢餓状態になったことがあったんですが、(←大げさ)食べ物を摂取したその時、指の先まで血液が満ち足りていく充足感を体感しました。
ふわーーーーーーと指の先、体全体に血液がめぐる!
わたし!生きてる!ってかんじ。
そして自分の飽食時代を思い起こし、ちょっと笑えました。こんなに体全体が栄養欲する状態には決してならなかったあの頃、まあ、それはそれで非常に楽しくはあったけどね。昔読んだおとぎ話の絵本とかに載ってた欲張りの飽食貴族みたいな感じ はは
ただこうハムとじゃがいもとソーセージに囲まれていると、なんだかよくわからなくなってきてしまったので、とりあえず時折こっちじゃ高価なだしの素と、高価な味噌を使ってほんのり日本を味わいながら、+ビールでおっさんの晩酌をドイツで再現したりするのです。

2007年11月21日水曜日

難しい本を読みます。


ドイツ語を学ぶにあたって、一番てっとりばやい方法は、彼氏がドイツ人。なんて極論ですが、そうでない人にとって、いい方法は、「タンデム」をすること。タンデム、バイクのニケツではありません。お互い違う国の人同士が、自国の言語を教えあう、パートナー制って感じですかね。

たまたま友達の誕生日パーティーで出会った人は、来秋に芸大の先端に留学する予定の人でした。こんな偶然絶対ないね。と、その場でタンデムを決め、お互いに少ししかしゃべれないドイツ語と、日本語でコミュニケーションをとることになり。

これが、意外と超楽しい。お互いちょびっとしかしゃべれず、共通言語は英語だけれど、ちょっとだからこそ間違いとかわかりやすくて面白い。
しかも、他国の人が、日本語をどうとらえてるかが、新鮮でたまらない。私たちは小さい頃、ひらがなから始まり、漢字を徐々に覚えていくけれど、こっちの日本語の授業は、最初からがんがん漢字込で学習します。要は、漢字を知らないと、日本じゃ生きていけないっていうことらしい。そして、漢字の覚え方が、漢字のへんと、つくり、部首?みたいな分け方で覚えるらしい。最初にうけた質問が、「なぜ駅という漢字には馬という意味があるの?」でした。え???「昔は馬が交通手段だったからじゃないかな。」あとで、ネットで調べたところ、「馬を置くところ」という意味があるそうです。

新鮮。日本語のあいまいで複雑な良さがにじみでてくる今日この頃です。

時刻の話をしていて、3:30だったときに、タンデムパートナーが、「3時半分です。」
3時半分!なんか割り切れなさそう!

これはどんな本ですか?難しい本です。

2007年11月20日火曜日

ドイツ語談義


Ach so.(ああそう)=ああ、そう。正確にはノットイコールですが、大体おんなじ意味です。ドイツ語のほうが、もう少し肯定的に納得したり、得心したときに使う感じだけど。大抵ドイツに来てすぐに日本人はよく使っちゃうみたい。大体おんなじ意味だよってドイツ人に言うと、そこから話が超ふくらむので、ネタ的にはかなりありです。

Genau!(ゲナウ)=そのとおり!普通にビックリマークつけなくても、そのとおりそのとおり、みたいなかんじで、みんなゲナウゲナウ言いまくってます。日本でのドイツ語の授業では全然でてこなかったけど、言葉がわからず、こういうこと?って聞くと、大体genau!と返されます。

この二つが私の最初に覚えたドイツ語。
あとはもう全然ちんぷんかんぷん、体当たりの日々でしたが、最近ようやく聞こえ始めたような。

ドイツ語は、ほんとに英語と似てて、英語からドイツ語に訳す方が簡単です。今は英独、独英辞書を愛用する日々。同時に英語も学習できて、なかなか素敵な毎日です。

ただ、ドイツ語英語似てると言っても、やはり異文化、ドイツ人の友人と、覚えてうれしかった英語単語について、話していたところ、「immediately」という単語に感動したとのこと。immediatelyは、直ちに; じかに, 直接に, …するや否や、という意味。同じ意味を持つ単語がドイツ語には存在しないらしい。
なぜかと尋ねたところ、そういうシチュエーションがないからでは?という仮説に達した。
そうか!そういことか!それでか!と、様々な今までのドイツでのシチュエーションを思い起こしながら、妙に納得。
確かにいろいろimmediatelyに行われていない行おうとしない、そんなことがたくさんあったなあ。

今日は1週間ぶりに太陽に出会えました。こんなに太陽を愛おしく思ったことはかつてありませんでした。太陽は、ドイツ語では die Sonne(ディ ゾンネ)。女性名詞なんで、dieがつきます。

母なる太陽に守られて、束の間の日光をいとおしむ。

言葉は、住んでる環境と、国民性と、すべてを包括して成り立っていくんだな・・・

2007年11月17日土曜日

LINK



一気にこのブログからみんなの独り言チェックできるように、リンクをどかっと張りました。
自分がチェックしやすいように。自己満足です。
もしもれてる人いたら、ぜひご連絡ください。

ところで、ヨーロッパの犬は90パーセント超利口。(私的統計)
今日は美しいダルメシアンに出会い、ついつい写真をとってしまいました。
みんな飼い主に合わせた歩調で、吠えもせず、綱なしでも必ず一歩あとをついていく、素晴らしい犬たち。
長毛のモップみたいな犬がひょこひょこついて行く姿は愛くるしすぎてついつい笑ってしまいます。

モップ犬かわいい。

先日みた柴犬は多分かなりヨーロッパではレア種。
でもおばかなかんじで、うちの子とあんまりかわりませんでした。バカな子ほどかわいい。いい言葉。

手と作業について考える


去年の今頃、母が突然青ざめ、私の手をとり、嘆いた。「女の子がこんな汚い手・・・」それもそのはず、ムトーハップ(作品の最終仕上げの色上げのために、銅や銀を硫化させるための濃い温泉みたいの)を1日中した後の私の手は、爪や細かい傷が茶色にそまり、おっさんみたいな手になっていた。

きれいな手でいたい、とはあまり思わない。マニキュアに命をかけて、爪に描きまくってた時代もあったが、女を捨てたとかではなく、しわしわの手も、小さな手も、指が短くても、妙にでかすぎても、きれいでも、きたなくても、単純にそれが素敵だ、と思うから。手はその人個人を知るのに、かなりてっとりばやいポイントで、私はそこにとても興味がある。

私の場合、手は、いかに使いやすいか、がポイント。もともと器用だと思っていた自分は、周りに器用な人がわんさかいる美術業界で、器用というのは幻想だったと思い知らされ、そこをいかに補てんしていくかがキーワードになった。器用な人というのは、経験はもとより、利き腕じゃない方の腕の使い方がなにより上手だと思う。右利きの人の左腕。器用な人の、左腕のホールド感や、右手を補助する使い方は本当に感心する。器用な人の作業を見るのは本当に至福。感心してばっかり。

指。ずっと小さいものを持ち続けてヤスリをかけたりすると、指の先が硬くなってきて、ものすごいホールド感を与えてくれる。ちょっとした手の広げ具合、握り具合で、ものと自分とのバランスがとれる。
手首。時計をしたまま作業してると、肩がこる。自由に動かないことが、こんなに自分の作業の効率をさげるのかと驚く。手のひらは、金槌を1週間も降り続ければ、豆になるところがかたくなって、ちょうどいい堅さで作業を助けてくれる。
細かい仕事において、爪の存在も忘れられない。爪は、時には細かい金属のノコ刃から指を守り、時には彫りたがねの調子を見るために傷をつけられたり、ガイドになって爪の先がぎざぎざになったり、細かい物と物を曲げたりするのに使われる。

なんで、こんなことを改めて振り返ったかというと、
スイス人の助手さんが、糸のこの使い方についてレクチャーをしているのを盗み見してたら、その人が、足を組んでやる糸のこなんて考えられない。姿勢が悪いのもダメ。体全体で緊張感をもって、切るべき道筋をちゃんとイメージしながら肩から腕を動かすべし。的な内容の話と実演をしていて、そのたち振る舞いと緊張感に感動したのです。それは、清らかで、きれいな時間でした。

実は、作業は、作業ではなく、手や脳みそとのコミュニケーションで、実はすごい緊張感をもってする仕事なんだと、改めて実感したというのが事実で。それをなんだか遠いことのように霞がかかって、うすらぼんやりとしか認識していなかったというのも事実で。
自分がいかに慣れで作業を進めていたのかが身にしみて、本当にショックでした。
こんな当たり前の事を今更思い起こすというか、自分が惰性で作業していた事に反省しました。

初心に帰る、よりかは、初心者以下という事。。。。



爪の先まで神経とがらせて、仕事してますか??



2007年11月16日金曜日

fall in love


ぼろすぎて人が住んでるとは気付かず、友達の家を探すこと約10分。
写真には写っていないが、1回は落書きだらけ。(よくいえばグラフィティなのか?)
13番地なんてなんだか不吉ね。って、13てピンクのスプレーでこんな大きく玄関に書かれても、なかなかそれが番地って気付かないですよ。
時折見慣れた大きさじゃないものに出くわすと、それが何だか理解するのに手間取ります。たとえば、トイレの流すスイッチ、たまに30センチ×20センチくらいの大きさ。スケール感が違いすぎてなかなかそれって気付かない。不思議。

話がそれましたが、わたくし、このクラシックな建物に恋してます。
1階はもはや人の住めない場所となり、2階から人が住んではいるけれど、2階は下からの冷気でやや寒い。中はみんな勝手にリフォームして、怪しげだったり、やたらカントリー調だったり。
一目見た瞬間、ここに住みたい!ってなったけど、いろいろ吟味した結果、やはり古い家は一長一短、とりあえず、今年の冬はひどくなりそうなので、暖房器具の整った寮生活で冬はしのぎます。
あ、ドイツの特徴 WG(ベーゲー)と呼ばれる、ルームシェア制度が確立してます。女の子同士だったり、男女ミックスだったり、それは色々なスタイルがありますが、例えば、半年留学で部屋を使わないので、その間誰か部屋を使いませんか、とか普通です。なんなら全部交換する?みたいな日本じゃ考えられないおおらかさです。大抵2・3人~5人で台所、トイレ共同、各個人は割と広い部屋(どんだけ小さくても6畳以上はあるかと。)を与えられて、みんなでシェアします。なので、家具は全部ついてて、決められた期間そこに着のみ着のまま行く感じの雰囲気。はっきりいって、ラフです。おおらかと言えばよく、おおざっぱと言えば悪くきこえますが、そんなざっくばらんな人たちと生活してます。お国柄かね。

2007年11月14日水曜日

website renewal


久々のこの肩こり、夜更かし、懐かしきAな生活♪
英語サイトの必要性に、websiteを簡潔に、わかりやすくリニューアルしました。
取り急ぎ、CSS使うか否かで迷い、今更テーブルフレームを多用してみました。至急だったので、英語もきちんと確認せず。今月中には何とかします。リンクもまだだし、みなさんごめんなさい。

今回初めて導入してみたDreamweaverのテンプレート機能。。便利すぎて涙がでそうでした。
ただ新し物好きにつられて買ったvistaに非対応のDreamwever8、こいつがvistaに超合わない感じがする。。。windowsヘルプが開けなかったのはどうやらこいつのせいらしく、adobeのウェブサイトでバグを直すプログラムがダウンロードできると知ったのは、たまたまネットサーフィンで乗りに乗っていたからで、もしそれがなかったらずっとそのままだったでしょう。
他にも相性悪いことありそげ、、、今はavastの具合がよろしくない。vista対応と書いてあるのに…avastまでDreamweverとvistaに関係して調子悪いんじゃないのかな。。色々トライしてみたが、まだしっくりこない。しょせん自分が初心者に毛が生えた程度なのだと痛感。
いずれにせよ、CS3が手に入れば8はお別れ。年内ゲットなるか~

2007年11月13日火曜日

このみのもんだい

建物の中身が好き。廃墟もすきだけど、この背骨の中にいるような建物を見るとわくわくします。この写真はベルリンの、オストバンホフ(東駅)。ドイツの古くからの駅舎は非常にかっこよいです。ドームってかんじで。
同じような理由で、小学校の体育館の天井や、有楽町の国際フォーラムとか、背骨、構造が見えてくると安心する。

何かが集合して密集してる感覚が自分を安心させるのかも。

構造が密集してる、例えば首都高の立体交差、みてるだけで大興奮 あの曲線と曲線が交差していく感じはたまらないけれど、大抵いつも運転手につき、写真が撮れずに残念な日々でした。
建設機械がたくさんいたりするとこも好き。道具がたくさん揃ってる場所、ホームセンターや人のアトリエも大好き。

突き詰めていくと、スーパーの陳列棚、書籍棚、ビーズ屋さん、煉瓦のぎっしりつまれた壁、細胞・・・何かが集合してできているものに異常な興味をしめしているような。。
そういえば作品もなにか小さなパーツが集まって形になるものに惹かれている。

女の子的編み物芸術、増殖芸術、、ひとくくりにされるのは癪だけど、そういう好みなんだから仕方ないよなあ。。。。。でもなんかげんなり。

2007年11月12日月曜日

上を向いて歩こう


週末にかけて知人に会うためにベルリンに赴いたら、初雪に出会いました。
前の日から凍るような風が吹きすさび、次の日は朝から、あめ→みぞれ→あられ→雪。
ドイツに来て初めての雪。
古い街並みに雪が積もっていく風景はなんだか素敵でした。特に、ヨーロッパの建物によくある、中庭(ドイツ語だとホーフ)にしんしんと雪がつもるあの感じは、ぼーっと台所に座りながらいつまでも眺めてしまいます。
ハレに帰る直前、友達の語学学校の打ち上げパーティーにお邪魔させていただいたところ、スペイン、イタリア、ブラジル、日本、中国とかなりインターナショナルな集まり。そんな中、中国人のオペラ歌手の卵の女の子が演じてくれたフィガロの結婚のワンシーンに感動しました。ベルリンにいると、すぐにアーティストに出会います。音楽、美術にかかわらず。
中にはどうしようもないのもいるんですが、その女の子はちゃんと勉強してきているだけあって、マンションの一室が、あっという間に恋心を唄うロマンチックなワンシーンに変身してしまったのでした。
音楽の心をわしづかみにする一瞬ってものすごいパワー。いつも感心します。
日本の歌も何か唄え~と、自分たちが何も日本の民謡やら長唄やら、トラディッショナルな歌を知らないことに気づき、すこし悲しくなりつつチョイスした、上を向いて歩こう


上をむいて 歩こう
涙がこぼれないように
思い出す 春の日
ひとりぼっちの夜

2007年11月9日金曜日

夢一夜


私はゴレンジャー的なものの、桃レンジャー。好きでなったわけじゃないらしい。無作為に桃レンジャーに抜擢され、地球の平和を守るため、悪の組織や怪獣と闘ってきた。
だがある時、必死で守り抜いてきた地球の平和を乱す、今世紀最大の悪が地球を覆った。一度は防衛に成功したものの、今度ばかりは本当になすすべがない。私は戦いから逃げたくて仕方なかった。ので、アルミ缶をばらして溶接しなおして、手紙をかくための平坦な板にしようとがんばって溶接をこころみた。が、うまくいかないので、私に「戦いにいかなくていいんですか」と笑顔で慰めにきた他人のもってたポテトチップスの袋に遺書を書いて、書き足りない分はそのお兄さんに言伝を頼んで、戦いにでた。
街はこの世の終わりだというのに避難しないで働いている人もいて、私がせんぞ忠告したにも関わらず、のうのうと暮らしている。私はうちひしがれながら非常事態のバリケードを顔パスで通過。今しんだら好きな人とも一生会えないな。ほんと悲しいな。と半泣きで向かうと、上空には核ミサイルまみれのたくさんの悪の塊。
ブルーとイエローは別の場所で戦ってるらしい。私はレッドと一緒にかないっこない相手にむかう。
途中から私はヤマタノオロチのもっとかっこ悪い感じの化け物に変身してしまい、(力がふくれあがりすぎた)レッドは超かっこいい獅子に変身、当然かないっこなく、二人はあっという間にやられてしまう。
まさに地球は滅亡するとこ。。。
すると突然、レッドが脱皮、なかからシシマルみたいなブルーの狛犬(うっすら半透明。唐草模様が体中にある)が現れる。
「うまそうだから食ったら俺は一段と強くなるんだが、、、」
とヤマタノオロチのかっこ悪いバージョンの私の死体をみて
「今回は仕方ない。。。。。。。」
「抜けろ!!!!」
と言った瞬間、
私はするっと脱皮して、顔が奈良 美智の絵みたいな、蛇(でも顔は超でかい)に変身する。というか生き返る。
そんで、スーパーサイヤ人的な強さを発揮し、悪を倒し、
好きな人とも再会し、地球は平穏を取り戻し、
闘ってよかった と 青空で夢は終わりました。

2007年11月8日木曜日

望郷


これは私の頭の中の妄想写真です。
平均気温10度を下回るようになったハレで生活せざるを得ない私は、
今日、
鍋かおでんが食べたくて食べたくて食べたくて食べたくて、1日中そのことばかり考えてました。
水炊き鍋、鶏肉、シイタケ、豆腐、ネギ、ポン酢!
おでんは、やっぱ上野の大多福にいきたいなあ。。。
突然広がった妄想はとめどなく私を支配して、なべ、ビール、飲み会、友達、と連鎖して私を日本へといざなうのです。
これが噂のホームシック?! 生まれて初めてですよ。まあそういえば、海外に1ヶ月半以上滞在するのはこれが初めてだけど。。今日一日はしゃべることも聞くこともめんどくさいっていうかなり怠慢な自分に出会うことになりました。
そもそもこの寒さがダメだと思う。しかも雨。しかも夜が長い。
ああ、おでん食べたい。

2007年11月7日水曜日

おつまみ ◎チコリー◎


ひさびさのヒット野菜。
Chicoree チコリーです。
小さな白菜のよう、スーパーマルクトで発見し、手に取った瞬間、こいつが美味しい事を確信するくらい、みずみずしく、私、おいしいよってチコリーが言ってました。メイドインドイツランドです。l
今が旬かどうかはしらないけれど、ドイツの野菜は旬がはっきりしてて、冬とかはあきらかに野菜が減るとのことでしたので、勝手にこれも今が食べごろなはず!と買ってかえりました。
洗ってから芯をとり、二、三枚むいて食べたところ、うまい!!!
すこし苦味があって、しゃきしゃきしてて・・・あ、これおしゃれ居酒屋さんでトマトサラダとかキャビア風のとかがのってる器になってるやつだ、と今更気づいたりして。

確実におつまみ 
にんにく 3かけ 好みの大きさに切る
バター バジル入りを選択、 なんでもいいと思う。
マッシュルーム 3個
チコリー 一株を縦に割って、またさらに半分 4つ切りにする。
全部をフライパンにいれて蓋して焼くのみ すぐに火がとおります。
適度な塩、胡椒をふって、完成。

絶品!!!!!

今回はごんぶとソーセージがかすむくらい、チコリーの圧勝。

2007年11月6日火曜日

treffen


金曜日の別れの挨拶は、
Schönes Wochenende!
よい週末を!
最近よい週末を過ごさせていただいてます。
週末はバイト、の日々が嘘のようにゆっくり時間は過ぎていきます。
ネイティブアメリカンの料理パーティー、ほんとにおいしくて感動しました。
誰かに作ってもらう料理は大抵おいしい。
このアパートの外見はまるでホーンテッドマンション、中は超暖かくてかわいくてドラマにでてくるワンシーン、、、
マンボウの話をしたらその場にいる半数以下しかマンボウ知らなくてがっかりしました。
イカを話すのに単語がわからないので図解で説明、イカ描くのうまいね~ってほめられました。苦笑

今日は朝から霧におおわれたハレは、冬でした。
突然気温がさがり、外に出るにもジャケットはおらないとしんどいくらいの寒さ。
昼過ぎに突然クラスメートと、海外からみた自分の国、いいとこ悪いとこ発表大会は、かなりボーダーレスで有意義なディベートでした。
国を越えて、時間を超えて、誰かとライブに出会ってる感じは私のハートを揺さぶります!
その瞬間、一緒になれる感覚、うーん プライスレス!

2007年11月5日月曜日

贅肉


日本は今値上がりラッシュだそうで。新興国の消費拡大、小麦等穀物、バイオエタノール、ガソリン、電気、ガス、金属、全部が一気に値上がって、家計を圧迫している驚愕の事実、、、

ハレ、パスタ500グラム0.3€。生ハム、1.5€。ビール500ml 0.5€。全部買っても2.3€。
2.3×167円=384.1円・・・・

住居  場所にもよるが、50平米、トイレお風呂別、リビング、ベッドルーム、台所、冷蔵庫付きで1か月300€。もう少し高くても400~500€。

日本人は勤勉で、よく働き、責任感も強く、素晴らしい国だというのに、どうしていっつも大変なんでしょうか。
働けど働けど、生活がままならず、子供も産むことさえためらわれる昨今の日本を外から眺めると、本当に不思議でなりません。

ここはみんな適当に働いて、ゆっくり昼御飯を食べ、土日は完全に休日で、みんな散歩したり道端で落ち葉とたわむれたりしてます。太陽が出てくると突然人間もわらわらと外にでてきて、雨だとなんだか人の数が少ないです。
学生なのに妊娠しちゃって、産休とって、生んだ後復学して、、、
突然普通の昼御飯なのにろうそくをたくさんともして、きれいねって言われたり
飲もうよって言ったのに雨だからやっぱやめるとか 連絡がすごい後できたり
お茶しましょっていって大量に紅茶をいれて突然ティーパーティーが始まったり

日本にいたころ。朝から晩まで働いて、満員電車にぎゅうぎゅうおされて1時間も電車に乗って、ヘトヘトになって眠って 次の日の朝もまた同じことの繰り返しで、、、制作に没頭してても時間を気にして、周りを気にして、途中でやめて次の仕事に向かう・・・・
夜は楽しんでも次の日の予定を考えて計画たてて・・・・・
どこか展覧会いこう、じゃあいつがいいかな。忙しくて今週は全然無理だな。。時間が割けないな、、、
考え方がね、非生産的ですね。
いくらお金を稼いでも、毎日が忙しくても、
全然心に良くない生活の繰り返し、
結構私は人生楽しんでたつもりだったけど、振り返るとかなりハードな感じだな。と。 

本当に必要な事ってそんなにたくさんないんだなと思います。
とりあえず、必要最低限の食事、睡眠。あとはカバン一個くらいの荷物。そっからどんだけ着ぶくれしていくのかはその人の取捨選択で、
少なくとも今の私は割とすっきりしてます。

ただ、、いっつも日本帰るとまたがんがらじめになるのは仕方ないのかしら。。。

以前、おばあさんで、日本の持ち家にある自分の荷物は本のみで、それ以外はスーツケース一個に入る物だけっていう人の特集をテレビでみたことがあった。その時は不思議に感じたけど、今ならその人の気持ちがよくわかる。
自分はいらないものばっかり持ち歩いてるなあ。。。



2007年11月3日土曜日

廃墟


1棟まるまる廃墟です。
遺跡級の迫力。そしてその奥にみえる同じマンションもすでに廃墟。その奥のも廃墟・・・・
この手前はショッピングセンターで人でにぎわってます。このギャップ、存在感、圧倒的です。世界遺産的な。感動。
ではなぜ、ここまで大きな建物が廃墟なのか。
ハレは昔から製塩業で栄えており、塩がそれほどの価値をもたなくなった後、工業地帯として栄えだし、労働者が一気にハレに増えたそうな。
その人たちの住居のために70~80年代ごろ公団住宅的な規模の団地群が、町から少し離れたところに大量に建てられたのでした。
が、しかし。ベルリンの壁の崩壊、東西ドイツ統合の結果、ハレは工業地帯ではなくなってしまい、労働者も一部以外はハレを去り、大量の住居が余る結果になりました。
古きを大事にするドイツ人たちは、この日本じゃよくみかける作りの団地を「醜い」と嫌い、頑張って街中のぼろぼろのレンガ造りの家を改修を重ねて住むので、ハレ中心地から西、ノイエシュタッドらへんは今や廃墟マンションだらけ。治安もあまりよくない、とのこと。
解体をしない理由?は不明、、、1棟は爆破解体したそうなのですが、(見たかった!)個人的予想は予算の都合と、あとアスベスト被害なのでは?と思ってます。ヨーロッパは今深刻なアスベスト被害にみまわれていて、ハレなんて工業地帯だったから、おじいさんおばあさん世代はアスベスト患者いるんじゃないかな。。。自分も他人ごとではないので、解体現場近くの時は息止めたりしてます。そんなんで防げないとは思うけどね。気持ち。

2007年11月2日金曜日

偶然=必然Ⅱ


偶然だとは思えない出会いがまた起こったりするのは、もはや偶然じゃないのか?

初心者ドイツ語コースで一緒のUSA出身のケーラちゃんと楽しくアメリカと日本の有毒生物について語った帰り道、英語で和気あいあいと話に花が咲いていたその時、偶然帰り道で通りがかったクラスメート、アンジェラ(USA出身、ドイツにも居住経験ありなのでドイツ語はネイティブ並み)が英語に反応し、近づいてきたら私だったので、なーんだー的な感じで会話に参加。

そういやこちらはケーラちゃんでUSA出身なんだよ~と紹介後、英語ネイティブ同士のリズミカルな会話が始まり、お互いのドイツ歴に話がおよんだところで、突然同じ人物の名前が二人から飛び出し、、、なんと二人は共通の友人を持ってたのです(しかもハレじゃなくてマグデブルクに)。

二人は同じUSA出身といえども、場所も全然違う、学校も境遇も全然違うところからハレにたまたま来ていて、二人の知っていた友人もたまたま語学学校で一緒に先生してた、とか母親の知り合いで、とかそんななんの共通項ももたなさそうなのに、つながってた事に一同大感動。

ちょっと前までしていた、

ーーーUSAってね、ほんと広いよ。飛行機ではじからはじまで国内だけで7時間かかるもん。ええ~人口は?わかんない、何億?日本は?二億くらいかな~エストニアは?だってヴァージニア州だけでこんなにいるんだよ~とか世界の人口についての討論が一気にかすむ、

「What a small world!」

心機一転


ビザを無事取得完了しました!朝6時すぎに家を出発し朝やけとドイツ語堪能なOさんと共に外人局へ。さまざまな国籍の方々が檻のようなところに並んで順番待ちをしている中、やんややんやとあーでもないこーでもないと書類を仕上げ、怖いおばちゃん審査官みたいのを突破しながらようやく出会えたルリポップさんは、やさしい雰囲気をかもしだしながらあっさり私にビザをくれました。(大抵は鬼のように怖い人だらけらしい。)
拍子抜けするくらいあっさりともらえたビザ、
これであと1年間、バイトだってできるし 大手をふって街を歩けるってもんですよ!このためにどんだけ時間をさいて書類とか揃えたか。。。Oさんありがとう。
そしてこのタイミングで、私のマイバッグ、アメリカ産がチャックごと外れて、使い物にならなくなってしまいました。(正確に言うと、アメリカブランド、中国産)一緒に海を渡って連れてきたのに。。。。普段使いのバックが使えないとなっては自転車生活もろもろに差支えがあるので、ドイツ産のウォータープルーフ何でも入るバックを買ってしまいました。
アメリカ→ドイツ 役目を終えて次にバトンを渡してくれたのね。 ドイツ産は長持ちしてくれるかな~ どんどんバッグの大きさがでかくなってるのはO型だからか?たぶん2歳児くらいまでなら入れることが可能です。一番そばにいた持ち物が変わるのはなんだか大切な人が変わっちゃうようで、さみしい気持と新しいどきどきで空気まで変わるような気になったり。今日は記念日だな。

2007年11月1日木曜日

ほんやくこんにゃく



作品の説明をするとき、こうしたいと伝えたいとき、友達とのむとき、ほんやくこんにゃくがあればいいな~とよく思う。相手の考えてること、自分の微妙なニュアンス、全部通じてざっくばらんに話せればいいのに。と。

多分今の私は、

ワターシ ココニ イキーマシータア

ドコーセンタッキーハ デースカー

的な人!きゃあ~

よく、どこにいっても英語が通じるから、挨拶も全部英語で通そうとする人がいます。でもなんだかそれじゃ味気なく、おしゃべりな私はやっぱその人たちのネイティブで触れ合いたかったりして。

で、そこでほんやくこんにゃくがあったら・・・って思うんですが、、、なんか聞きたくないことも、わかりたくないことも、すべてわかっちゃうような気がして、やっぱほんやくこんにゃくいらないや~って思うんです。言葉がいくら通じてもわかりあえない人(絶対周りにそういう人いる)だっていて、言葉が全然通じなくても、なんだかタイミングが妙にあって意気投合する人(よく飲む人結構そう 笑)もいる。コミュニケーションてなかなかうまく言葉や文章で表現できないお互いの間とか、呼吸とか、そのときの気分とか、そういうふとしたところに複雑かつ単純なモジャモジャのなかでうまく道をつくってくんだな。と強く思うわけです。言葉が通じないから、一生懸命単語を並べて、その並んだ単語を聞いたり、その人自身の今までの長い時間を想像して、言葉が通じないからこそお互いの交流は深まることもあるわけで。ダイレクト!な、ライブ!な感じが、会話において非常に重要だとおもうわけですね。
まあ、とはいっても、その意気投合した人ともっとしゃべりたいので、私は一つ一つ単語を脳みそに詰め込んで、交流を深めるわけです。 最も、欲張りなのでやっぱりいきなりしゃべれるようになんないかな~とほんやくこんにゃくを憂うことも多々あったりして。どっちやねん。

2007年10月31日水曜日

どこだってエイリアン


幼いころから日本に生まれ育ち日本語を話せど、引っ越すたびに、新しい人に出会うたびに、すべて振り出しに戻って自分の生い立ちや自分が日本語を話せることを説明しなければならなかった過去は私にとって幸か不幸かいまだにはかりかねる。

よく海外に暮らす日本人にしょせん自分たちはここじゃ外国人だから。という発言を聞く。手続き、ビザに関しても大変だよ。不便だよ。と。

私にとって日常だった不便さは、自分で選択した今の状況において、自分で取捨選択したという時点でかなり不便ではなくなっている。甘んじて自ら受ける不便さは不便ではない。

私の故郷はどこかといわれて、日本のどこかの場所を思ってもいまいちピンと来ないし、もともとはっきりとわからない上に、あらためて自分の居所がすごく不安定なことに気づいたりして、結局私が大事に思っている人たちの顔しか私の中には残らず、そこがようやく故郷と呼べるような形のない故郷だということに海外に住んでようやく理解できました。自分がどこから生まれてどこにいるのか、それを考えるのは当たり前、そこから自分が理解してどうやって歩いていくか、そういうことをみんなで大いに考えていきたく思います。

長い夜

松山千春、よくみるカラオケのタイトルじゃないぐらい、長い長い夜が訪れました。
サマータイム(ゾマーツアイト)が終わり、1時間遅れの時刻になったとたん、夜が足早に迫ってきます。
この夕焼けこやけが過ぎた感じ、早く家に帰らなくちゃ!って感じが、なんと3時半です。おやつ食べてる時間です。ハレ住民いわく、今日は特別夜が早いとのこと、ほんとかい、単なる主観的コメントな気もしつつ、妙な説得力を感じてそういうことにしておく。 同居人もやたら寝すぎて体調がすぐれないらしく、なれない太陽光線の少なさに、異国人はとまどってばかりです。
ここ2・3日、急に周りの言ってることがするする頭に入ってくるようになったりして、俗に言う、3か月マジック(海外において3か月たったころに突然言語が理解できるようになるマジック!)が私にも起こってくれるよう祈ってます。
明日は休み。ドイツは連邦共和国、いろんな自治体が集まって国になってる感じなので、場所によって休日が違うんですね。なんで、ザーレ州は明日休み。でも学校は作業可なので、明日も作業しにいくです。うふふ
どんだけ夜が近づいても、朝が遅かろうとも、楽しい毎日はまだまだ続きそうです。

2007年10月30日火曜日

ビールでボーリング


並べてみただけなんですけど。
1ピン、halleroderは、地元のおっさんに人気のビールで、よくいろんなところでお勧めされるので、先頭にしてみました。
最近どのビールがどう、とか書きとめるのすら億劫になるくらいビールの種類が多いことに気づき、写真をとることのみで満足している自分がいます。
この間オランダに行ったとき、ビール安いですよ、と行ってスーパーで見たビールはドイツビールよりも一回り小さく、そして同じ値段かそれ以上、というドイツ、ビアヘブンを実感させる結果となりました。
この子たちは一本500ml、大抵50セント前後で私を出迎えてくれるのです。ああ、ビアヘブン。

2007年10月29日月曜日

夜には


サマータイムも終わり、今日は1時間得した感じの日です。日本との時差は8時間、夜の時間が増えると家でもんもんと・・・・・と思いきや、そこはドイツの皆様パーティーピープル。週末にはそこかしこでパーティーが行われ、音楽はがんがん、パーティーのはしごをしながら酒を片手に皆さん一軒一軒自転車でまわるそうな。
お誕生日会に、マンションの屋上の物置で回るミラーボール、どこからともなく現れるDJ、12時すぎてだんだん人が増え、あっという間にヒトヒトヒト、、、
言葉も適度に音楽と体と脳をシャッフルしながら国境越えてる感じは中々いいものです。

2007年10月28日日曜日

侵略的外来種


近所を散歩中に発見、見たことない!と大はしゃぎしてたら、日本にもいるらしく。だいぶがっかり。要は第二次世界大戦の際の防寒用の毛皮にするために大量に飼育されていたのが、必要なくなって、侵略的外来種とのこと、捕獲、駆除対象らしいです。
最近強い種が弱い種を淘汰していくのはあらがえない真実なのではとよく思います。たとえそれが人為的であろうとなかろうと、実際来てしまったものは仕方なく、そこで弱い種が根絶やしにされるのはどうしようもないことなのでは。
確かに生態系をこわしてるかもしれないけれど、結局一番こわしてるのは人間なので、侵略的外来種は、どっちかっていうと自分たちだなあ。とぼんやり考えたりしてます。

2007年10月24日水曜日

Dutch Design!


Design Academy Eindhoven の卒展にはるばる鉄道で7時間、初オランダは英語の通じる久々の感動を与えてくれました。
ダッチデザインの聖地、Design Academy Eindhovenの卒業制作展、もう熱気むんむんの、そこら中で若いデザイナーの青田買い・・・作品はもちろんのこと、ポートフォリオや名刺にいたるまで、ぬかりのない見せ方に学ぶところが多くありました。実際BAの生徒たちは1年生の時からグラフィックデザイン、webデザインやら製本にいたるまで、自分をオーガナイズするためのノウハウをたたきこまれるようで、ポートフォリオというよりは、本屋に置いてあってもおかしくないイメージブックに仕上がっている人もいて、とても興味深く拝見しました。
しかも、日本に多く入ってきているいわゆるデザイナーズ、的な雑貨や家具もここの卒業生が多くかかわっているものばかりで、ここで生まれたものが世界にそのまま反映されている感覚は、日本ではなかなか味わえないものでした。思いっきりマーケティングに乗っかっていく感じ。
個人的には好きな作品といやな作品と、まあ色々ありましたが、今やEindhovenが工業デザインの中でスタイルを確立して、独自の路線でみせていくやり方、そしてそれで成功している今の現状に、非常に多くのことを考えさせられます。
Eindhovenの街自体は昔戦争で焼けて新しく、町のショップもとても洗練されているとは言い難い雰囲気でしたが、それに反してデザインウィーク、卒展、となんだか華やかな一面と街自体が呼応してなく思えました。家もとても天井が低く、ドイツのそれとは全然比べ物にならない感じで。そしていろいろ聞くと、Eindhovenの住宅事情は劣悪らしく、高い、狭い、遠い、みたいな状況で、下手したら東京の住宅よりも住みづらいようです。ただ、家賃が高くとも、物価が高くとも、住み続けることができる人間もいることは確かで、その貧富の差というか、不自然な間合いは最後までぬぐいさることはできませんでした。
しかもちょっと一見おしゃれそうに見えるカフェやショップ、実際にその空間に入ってみるとなんだかごちゃごちゃしていたり、余計なものが置いてあったり。ひとつひとつはすごく素敵なデザインのものがおいてあっても、足し算ばかりの空間で、引き算がないかんじというか。なんていうか、空間にたいする意識の払い方が雑な印象でした。
建物の建て方も、建て増ししていくような、ここに、これ?!みたいな組み合わせの意匠だったり。
家が狭いとか、少ないとか、そんなことに関係してるのかもしれない。
なのにオランダ人やたらと背が高いんでね。ずっと肩すかしをくらってるような、謎が残る旅でした。アムステルダム、ユトレヒトらへんも行けたら謎が解明されるんでしょうか・・・・

2007年10月20日土曜日

バイト



ドイツに来て、初のお仕事。

1ヶ月も働いてないとなんだか仕事にもやる気がでます。

なんと、ハレで行われる日本の漫画についての展覧会で、私のコメントがバックミュージックになることになりました!初声優です。

どうやら、友達と日本語でその展覧会について見ながら話し合っている声を収録し、実際の展覧会の会期中に延々流し続ける、BGM的な感じになるようです。

ドラゴンボールあり、クランプあり、ヒカルの碁あり、AKIRAあり、フルーツバスケットあり。今まで聞きかじった無駄な知識がここで発揮されるとは。1マンガファンとしてはもう少し他分野にわたってしっかりジャパニメーションを広めてほしかったのですが、まあ日曜日からなのでもう時すでに遅し。

辛口のコメントも日本語なのでハレでは通じないでしょうとのこと、オッケーで通ってしまいました。

ドイツではAKIRAが超ポピュラーな漫画、というか火付け役だったようで、大々的にコーナーを飾っていました。特筆すべきは、北斎などの浮世絵を漫画とつなげていて、江戸時代の国定なんとかという人が書いた源氏物語を展示したかたわらに、あさきゆめみしが並び、とそこまではよかったんだが、 GENJI というPS2のゲームが展示してあって源氏物語と紹介されてしまっていた。ニアミス?!(近くもないか) と笑いがとまらなくなり。

その他にもドイツで売れっ子少女漫画家(ドイツ人)の生原稿とかもあり、個人的にはドイツの人が日本をどうみてるのかがちょっと興味深く拝見させていただきました。結局うちらの話はコミケ、みつばちマーヤ、売れない漫画家、金魚、鳥獣戯画、食玩、ゲーム、ジャンプ、初音ミク・・・・と花が咲き、約1時間しゃべくりました。 途中から手塚治虫大先生とか、石ノ森 章太郎大先生とか、昭和な発言にまみれてましたが、まあ昭和生まれなのでよしとします。



2007年10月19日金曜日

KE☆I☆TA☆I!


ドイツに足を踏み入れてちょうど一か月、time is too fast 最近よく私の周りの人がつぶやいてます。
んで、記念に携帯を買ってみました。
というのも、携帯がないと海外での独り身、家の電話もなく相当不便でしたので、もう買わないとちょっと生活不便すぎたんですね。
ドイツ語頑張って買えたこともなんだか良い記念になりました。
現地の人に聞いたところ、ドイチェテレコム(日本でいうドコモ)やvodafoneはかなり高くてむかつくらしいので、結構すすめられたO2ってとこの携帯、Sony Ericssonにしました。本体29ユーロ。タダ電話5ユーロ分つき。1分あたり0.25セント。高い。PHSの安さを思い出しげんなり。もっと安いプリペイド携帯もほかの店で見かけたけれど、O2のお兄さんのやさしさについつい嬉しくなり、もうここでいいや!ってなっちゃいました。しかも、ついでに20ユーロのチャージまでお願いしたら笑顔でやってくれました。ただドイツ以外の国で使うにはSIMカードを購入しないといけないらしく、100ユーロ払って2年間のみの使用的な話。ネットでみんなが話してるSIMロックかかってない携帯ってなんぞや とりあえず、ドイツ国内で使うのがほとんどだろうと腹をくくり決定。
にしてもソニーエリクソン懐しいなあ。そういやAUのときに使ってたソニーエリクソンが人生で一番使いやすい携帯でした。その後徐々にPHSにシフトして、、世の中の流れとは逆行して、機種がダメダメ、さんざんたたかれたけど、今日買った携帯よりははるかに高機種ですね。あっぱれ日本。まあ、ドイツの最新機種はかなりかっこいいですけどね。日本の方が底辺が高いと思います。
この機種、なんていうか、無駄のない機能。まあ、プリペイド携帯なんでそりゃそうか、ってかんじですが、昔のPHSを思い起こさせる簡素な造りに、なつかしみを覚えます。10分くらいいじって機能を網羅しました。ほんと、簡単にできてて使いやすい。
そんでもって、作りと外見がシンプルでかわよい。最近の日本の携帯は未来形だかなんだか、あんまりぐっと来るものがなく、妙に流線型だったりシンプルにしすぎてメカ感が弱くて収集心をくすぐられなかったんですが、こっちのメカはしっかりメカメカしてて、ちょっとわくわくします。デジカメとかも、いいデザインなんですよ。といってもサムスンだったりするんだけど。日本もお隣の国なんだからもすこしサムスン輸入すればいいのに。メカっぽくて良い。値段もよい。
電気屋さんが楽しくて仕方ありません。ただ日本の電器屋とは比べ物にならないですが。日本はすごい国だと本当に実感。
なにより、どんどん新しい機種に変わっていって、国民もそれを買い求めるのがすごい。ドイツ人の携帯みるとおどろきです。えっそれで電話できるの?!みたいな携帯結構普通。物持ちのよさといったら、日本とは天地の差があります。だってみんなものは捨てずに、誰かにあげたりもらったり。え、それごみじゃん!みたいのを喜んで拾って帰ってきたりします。国民性ってほんとにあるんだなあ。
そういや今日クラスの女の子がブロッコリーの茎を生でかじってたっけ。いくらなんでも生は・・・・・

2007年10月18日木曜日

ウォーリーを探せ レベル1


間違いなくこの獣は実をかじりながら木々を駆け回っていました。合成じゃありません。
聞くところによると、もう少し田舎には野生の ハリネズミ! がいるらしいです。
どんだけおとぎの国なんだか 
川には白鳥が群れ、
たくさんの植物がたわわに実をつけ、
風は枯葉をさらい、
煙突からは煙が出て、街並みをより一層味わい深いものにして 
こうして今日も一日が終わっていくのでした。。

2007年10月16日火曜日

偶然=必然

7年前、パリで宿泊したホステルに、最近友人になったトルコ人の女の子がつい先日宿泊したそうな。下がバーになっててモンマルトルの丘の下で黒人がたくさんすむ一角にある雰囲気のいいホステル。まだそこにあることにも嬉しく思い、そしてまた数あるホステルの中からたまたま同じとこに7年越しに泊まった同級生に出会えた事にもなんだか感動してしまった。
みえない糸で引っ張られているような、出会う人が必ずどこかでつながってしまうような、そんな出来事によく遭遇します。
今年はBurg(今の大学)のSchumuck(ジュエリー)科はまれにみるイベント続きの年らしく、ベルギー、ミュンヘン、フィレンツェ、と様々な国や都市での展覧会やワークショップ目白押しで、めったにできない体験をさせてもらえるようで、楽しみで仕方ありません。
とりあえずは明日からの語学学校。最近通じることに味をしめてへんてこなドイツ語しゃべりまくってるので、徹底的に補正しないと。

2007年10月14日日曜日

夕焼け時に


夜が日ごとに近くなっていく、夕暮れ時に、あの空の向こうには日本が!なんてなんだか不思議な望郷感覚が芽生えました。
10月半ば、もうすぐ日本を出てから1ヶ月、時間が矢のように早く過ぎて、あせりを覚えます。いつだって昔の自分は色あせて見えて、明日の自分に期待してもまた明日の自分もたいしたことない、そんなジレンマの中で何かものを残していくしかないのかもしれません。

2007年10月12日金曜日

遠い世界で


ドイツ銀行が大変なことになってるなんて知る由もなく。7月から9月のたった二ヶ月の間にアメリカの住宅ローンなどの、サブプライムローン関連で約3600億円の損失を計上したとのこと、きっとラジオで聞いてたんだけど、ドイツ語を理解してなかったんだろう。こんな風景の広がる学校で脳味噌までまったりしてしまっていたりして。気づいたらユーロが167円になっていました。
どうやってここを乗り越えるか。気にせず、円をユーロに換えるか、もう少しまってみるか。ユーロがもし崩壊したらこっちは楽になるけれど、ただでさえ低所得者の多いハレでこれ以上の不況がおとずれたら、という事を考えるだけで嫌な気持ちになります。お金や世界の動向はいつだって下々のものから一番遠いところで動くものなんだな、と感じます。金も銀も銅も値上がりして私たち金工作家たちを苦しめているだけじゃなく、このユーロ高の状況、ヨーロッパで金銀かおうとすると、日本の1.6倍という悲しい事実に、足がすくむ自分もいたりして。
とにかく、最近はなんであのとき、と後悔の日々。雨降って地固まる。だといいな。また今日もことわざで終わり。